現代版「平安時代食」を奥州・藤原の郷で 土産品の岩谷堂箪笥も

えさし藤原の郷が販売している岩谷堂箪笥「藤紫の光」と現代版平安時代食「平安夢御膳―紫式部―」

 岩手県奥州市江刺の歴史公園えさし藤原の郷(さと)は17日、現代版平安時代食「平安夢御膳―紫式部―」と土産品の岩谷堂箪笥(たんす)「藤紫の光」の販売を始めた。

 御膳は江刺特産の卵麺や前沢牛のあぶり、江刺りんごを使った甘酒などの9品で平安時代の食事を現代風にアレンジした。1食3520円。予約は不要で、お休み処(どころ)えさし藤原の郷で土日祝日に限定5食を提供する。

 鳳凰(ほうおう)が描かれたえさし藤原の郷のロゴが際立つ3段の岩谷堂箪笥は、藤紫色の漆を二、三十回ほど塗り重ねて鏡面のような光沢を出した。ケヤキを使用し、彫金金具もあしらった。高さ43センチ、幅33センチ。77万円で受注販売する。

 問い合わせはお休み処えさし藤原の郷(0197.35.7790)へ。

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