原油先物は下落、需要懸念が地政学的な価格下支え要因を相殺

Laura Sanicola

[20日 ロイター] - 米国時間の原油先物は下落。世界的な需要への懸念がイスラエルとイスラム組織ハマスの戦争に伴う価格下支え要因を相殺した。

清算値は、北海ブレント先物が1.22ドル(1.5%)安の1バレル=82.34ドル。期近物と6カ月物のカレンダースプレッドが昨年10月以降で最大となり、市場逼迫の兆候を示した。

20日に期日を迎える米WTI先物3月限は1.01ドル(1.3%)安の1バレル=78.18ドル。中心限月の4月限は1.30ドル(1.4%)安の1バレル=77.04ドルとなった。

19日は米祝日のためWTIの決済は行われなかった。

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