姑「孫の世話をさせて♡」近くに引っ越すも、いざ子守りをお願いすると拒否!? → 姑の"真の目的"とは──?

世の中には嫁姑関係の悪化に悩む人たちもいるでしょう。私の友人A子はそんな女性の1人。姑とは良好な関係を築けていると思っていたA子でしたが、実は姑には裏の顔があり……!? 今回はA子から聞いた、姑の話をご紹介します。

頼りになると思っていた姑

A子夫婦は、共働きです。昨年の年明け早々に第一子となる娘が生まれたことから、姑から「自分たちにも孫の世話をさせてほしい」「近くに住んでいればサポートできる」と引っ越しを勧められるように。姑との仲も良好でしたし、子どもを産んでもキャリアを諦めたくなかったA子は、職場復帰を見据えて義実家から車で5分の距離にあるマンションへ引っ越すことにしました。姑はことあるごとに「いつでも頼ってね」と言ってくれていたので、A子はとても心強くありがたく思っていました。

実際に子守りをお願いするも……

引っ越し祝いを兼ねて、義実家で食事をしたときも「いつでも頼ってね」と姑は言ってくれました。そのため、「引っ越ししてよかった」「仕事復帰もなんとかなりそう!」とA子は心から思っていたのですが……。

引っ越してからしばらく経ち、「結婚記念日をお祝いしたいから、久しぶりに夫婦ふたりだけの時間がほしい」と夫から姑に子守りのお願いしてもらったA子。しかし、姑から返ってきたのは予想外の答えでした。

「その日は友だちと約束が」「資格の勉強が」「断捨離をしようと思ってね」など、姑はなにかと理由をつけて毎回断ってくるのです。親子3人で義実家を訪れたタイミングで、A子から「お義母さんの都合のいい日で大丈夫です」と言ってみても、「最近腰が痛くてね」などはっきりしない回答ばかり。子守りを無理強いすることもできないので、泣く泣く諦めるしかありませんでした。

逆に姑にお願いされるばかりで……

結局娘が生まれてから1年近くたった今も、姑が娘を預かってくれたことは一度もありません。
にもかかわらず、「スーパーに連れて行ってくれる?」「粗大ごみの処理手伝ってほしいんだけど」など、姑は自分のお願いばかりを夫に押し付けてくる始末。夫は週末義実家に借り出され、姑の召使のような状態になってしまっています。

引っ越しを勧めてきた本当の理由……

A子は今頃になって、姑が自分の近くへの引っ越しを勧めてきた本当の理由を悟りました。
それは、「年老いた自分の介護やサポートをしてもらうため」だったのです。長男である夫やその嫁であるA子が中心となって姑のお世話をしなければならないのは、ある程度理解していたつもりでした。しかし、自分はサポートする側だと主張していた姑に裏切られた気持ちになったA子でした。

子育ての大変さを知っているはずの姑。姑なら孫の面倒を見るのが当たり前だとは思っていませんが、自分から「サポートさせてほしい」と言っておきながら、自分のサポートばかりをさせるとは考えてもいませんでした……。
A子は一時期義実家の近くで戸建ての購入を検討していたそうですが、すっかりその気は失せてしまったそうです。姑が自分の老後が心配なのはわかりますが、A子がそう考えてしまうのも無理はありませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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