全日制0.98倍 茨城県立高入試 最終志願 水戸一トップ1.65倍

全日制志願倍率上位

今春の茨城県立高入試で、県教委は20日、志願先変更後の最終志願状況を発表した。変更に伴い志願者数は藤代紫水などで増加し、古河一などで減少した。全日制全体では1万7470人(85校1分校149学科)の募集定員に対し、1万7172人が志願。変更前から89人減り、倍率は0.01ポイント減の0.98倍。学校別の倍率トップは水戸一で変わらず、変更前比0.03ポイント減の1.65倍となった。

志願先変更で志願者が増加した学校のうち、藤代紫水の24人が最多で、古河二が23人。学科別でも藤代紫水の普通科が最多だった。減少した学校は30人減の古河一、27人減の取手松陽など。学科別でも古河一の商業に関する学科が36人と減少幅が最も多かった。

定時制は1000人の募集に524人が志願。変更前比で4人(0.01ポイント)減の0.52倍となった。

全日制と定時制を合わせた特色選抜は募集定員2010人に対し、1449人が志願。変更前から8人減り、倍率は0.72倍だった。

志願先変更後の志願倍率が全日制で高かったのは、学校別で水戸一をトップに、水戸桜ノ牧1.47倍、土浦三1.34倍、水海道一1.33倍、土浦二と竹園がそれぞれ1.31倍と続く。学科別は水戸一普通科1.65倍、土浦工情報技術科1.48倍、水戸桜ノ牧普通科1.47倍、取手松陽美術科1.40倍、竜ケ崎二人間文化科1.38倍。特色選抜は学校別で水戸一が2.75倍で最も高く、学科別では水戸一普通科、大洗音楽コース、下館工建設工学科がいずれも2.00倍を超えた。

定員割れの学科がある学校は、全日制が変更前から6校7学科減り49校78学科。定時制は変更前と変わらない。

今春入試は2月28日に学力検査、3月7日に追検査、同12日に合格発表が行われる。

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