水道料金などをスマホアプリで決済へ 沖縄・浦添市が3月から 市長「紙を減らし業務効率化したい」

浦添市上下水道部公式アプリ「てだっち」の紹介動画から

 沖縄県浦添市は7日、水道料金と下水道使用料の支払いが電子決済で可能になるシステムを3月から運用すると発表した。大阪府堺市、東京都に次いで全国3例目で県内初。昨年2月からサービスを開始している上下水道部公式アプリ「てだっち」を活用する。

 アプリに登録すると、過去2年分の料金や使用量を確認できる。毎月の料金と使用量がデータで届き、口座振替や開閉栓などの手続きもできる。

 市内の水道契約者数は1月末現在で3万3662戸。アプリの登録者は2045人で全体の6%。市は導入3年で10%の登録を目指している。

 3月からは電子納付書を配信。PayPay(ペイペイ)やLINE(ライン)ペイのスマートフォン決済や、バーコード表示でコンビニでの支払いが可能になる。松本哲治市長は「できるだけ紙を減らし業務効率化したい」と話した。

 問い合わせは市上下水道部営業課、電話098(877)8469。(社会部・吉田伸)

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