国内最大級のトマト農場公開 福島県白河市のみちのく白河農園

農場を見学する関係者

 福島県白河市のみちのく白河農園が市内に整備中の国内最大級のトマト農場が20日、関係者に公開された。1月下旬から試験栽培を始めており、室温や水やりなどを自動で管理している。ピンポン球程度の大きさのトマトを生産し、3月下旬に出荷する予定。

 農場は採光性が高く、急激な環境変化を抑えられる。整備済みの南棟の作付面積は2万2500平方メートルで、年間約900トンの生産を見込んでいる。「天然水トマト」の商品名で売り出す。北棟の完成は2025年春ごろの予定。

 みちのく白河農園は農業法人サラダボウル(本社・山梨県中央市)のグループ会社で、地元を中心に管理職員10人とパート従業員50人を雇用している。

 地元の関係者ら約50人がお披露目式に参加した。農園の田中進社長があいさつした。志田智史農場長は「白河がトマトの生産地として認められるように頑張りたい」と語った。

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