【動画あり】参拝者が一年の幸福を願い「初寅祭」 福島県本宮市の高松山観音寺

燃えさかる護摩壇の周囲で威勢良くみこしをかつぐ若衆

 福島県本宮市の高松山観音寺で100年以上続く伝統行事「初寅祭」は20日、境内で催された。青年裸神輿(みこし)が護摩壇の回りを練り歩き、参拝者が一年の幸福を願った。

 初寅祭は毘沙門天(びしゃもんてん)の霊験が一年で一番強まり、ご利益があるとされる旧正月初の寅の日の行事。無病息災などを祈る護摩祈とうの後、高松山仏教青年会を中心に下帯姿の若衆が神輿を担いで境内を勇壮に回った。燃えさかる護摩壇の周囲を歩き、参拝者に梵天(ぼんてん)を投げた。

 毘沙門天や干支(えと)の辰にちなんだ十二神将などの限定特別御朱印の授与もあった。

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