子育て世代への手厚い支援で調布市に好循環を巻き起こす!|調布市議会議員・山根洋平氏インタビュー(PR)

コロナ禍をきっかけに「人任せにしていられない」と政治の世界に身を投じた山根洋平(やまね・ようへい)氏。2024年1月現在、調布市議会議員としてまちづくりに奔走しています。政策の柱とするのは、調布市を子育て世代にとって魅力的な街にするための手厚い子育て支援。働き盛りの世代を支援することで、誰もが住みやすい街となると山根氏は語ります。

東京都調布市をよくするために――。山根氏の思いを伺いました。

コロナ対応への危機感から、交渉能力が活きる政治の道へ

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):
政治家を志したきっかけを教えて下さい。

山根洋平氏(以下、山根氏):
きっかけは、新型コロナウイルス感染症に関する行政の一連の対応に疑問を持ったことです。例えば予算について。前例のない事態に対応するため「何に使うかわからない枠」を確保するのは正しいと思うのですが、行政は予算中心主義で決算に対するチェックが甘いため、検証もされず使いっぱなしで、今後のためにならない事態になってしまっていました。

その他にも、行動制限や公共施設の閉鎖などにより、子育て世代をサポートする社会全体のセーフティネット機能が失われてしまいました。行政のBCP(事業継続計画)は必ずしも十分ではないと、この時実感したのです。こうしたことから、「人任せにしていられない」と危機感を抱き、政治の世界に身を投じることを決意しました。

もともと政治には強い関心があったので「いつか政治家になるかもしれない」くらいには思っていましたが、思ったよりも早くその使命がやってきたなと感じました。

編集部:
現在、調布市議会議員1期目ですが、手応えはいかがでしょうか。

山根氏:
前職ではJRA(日本中央競馬会)に在籍していました。労働組合の専従職に3年間在籍した経験があります。組合員の総意をまとめ、健全な労働環境を目指して、雇用側から条件を引き出すのはとてもやりがいのある仕事でした。交渉・調整役は得意中の得意です。自分で言うのもなんですが、政治家は私に向いた仕事だと思っています。

まだ若輩者ではありますが、議員としての立ち回りができるようになったことで、意見や働きかけに重みが増したと思います。一市民から公人となった責任の重さに身が引き締まる思いです。

ベビーシッター利用料助成などリアルでスピード感のある子育て支援を

編集部:
政策の柱に子育て支援の充実を掲げていらっしゃいます。

山根氏:
私自身、2人の子どもの育児をしながら働いています。コロナ禍において、社会的な支援が途絶えた中で、子育て支援の重要性を実感しました。ひと昔前は3世代同居など家族の構成人数が多く、家事や育児を担う人手があったのですが、現在は核家族の共働き、そのうえ定年延長や祖父母世代の介護などで家族の手を借りられない家庭が増えています。社会全体で子育て家庭の負担軽減を進めていくことは急務です。

私は産前産後から乳幼児期、就学後まで切れ目ない支援を充実させることを目標にしています。具体的には、産後ケア事業の無償化や利用回数の拡大、ベビーシッター利用料助成の拡充、病児・病後児保育の利便性向上、日曜祝日の保育機会の確保と利便性の向上、父親向けの支援の拡充などです。

調布市では待機児童はかなり減ってきましたが、一時保育やファミリーサポートセンターにはほとんど空きがなく、利用しにくいのが現状です。そうなると次に候補に挙がるのはベビーシッターです。調布市ではベビーシッターの利用に対して補助を出していますが、1日4,000円、年間28,000円が上限です。しかし実際にベビーシッターを1日6時間依頼すると約13,000円、きょうだい2人だと2万円程度、そこに交通費が加算されます。現状の補助だと全然足りないことが分かっていただけるかと思います。現実問題として、月間10万円ほどをベビーシッター代として支払っているご家庭もあります。

解決策として、私は議員になる前から、東京都のベビーシッター利用料助成制度の導入を働きかけてきました。都の制度の場合、1時間2,500円、年間144時間分の補助が出ます。現状より大きな負担軽減になるこの制度を、令和6年度に調布市にも導入できることを見込んでいます。これで、育児の担い手のリフレッシュ目的にも使いやすくなると考えています。

編集部:
リモートワークなど働き方が多様化する中で、よりリアルな制度が求められているのですね。

山根氏:
世の中や社会全体で子どもを育てていくという、世代を超えた共通認識をもつことが必要です。子育ての現場に最も近いのが市町村です。根本的な制度改革は国の仕事ですが、地方自治体はできることをスピード感を持って実現していくことが重要だと考えています。

市内100カ所の段差解消を――誰もが安心して出かけられる街に

編集部:
市内100カ所の段差解消を目標に取り組んでいるそうですね。

山根氏:
ベビーカーで子どもと出かける際、道路と歩道の境目にある段差に車輪が引っかかって、転倒しそうになったことはありませんか?私も子どもとベビーカーで出かけるようになって初めて、街中のいたるところに段差があることに気づきました。今は、危険な場所から優先順位をつけて段差の解消を図っています。

ベビーカーが安全に通れるということは、車椅子でも移動しやすいということに他なりません。実際に車椅子ユーザーの方からも、バリアフリーの道路整備に力を入れて欲しいという意見をいただいています。また、ユニバーサルデザインの観点からも考えを深めています。目の見えない方のために、道路と歩道の境目には、白杖でわかる程度の段差を残す必要があります。調布市では「縁石と道路の段差は1cm残す」という運用を関係者との話し合いを経て行っています。

編集部:
誰もが出かけやすい・住みやすい街として、活性化にもつながりますね。

山根氏:
その通りです。私は子育て世代だけを優遇しようと言っているのではありません。子どもに優しい街はシニアや高齢者、障がいのある人にも暮らしやすい街ということにつながります。

また、子育て世代は現役の働き盛りで、生産年齢人口のど真ん中の世代です。そういった世代が「調布市は住みやすい」と流入し、消費活動を行い納税をしてくれることで、行政サービスはさらに改善されていき、好循環が生まれていきます。そういったことからも、誰もが安心して外出できるようなインフラ整備を進めることが重要だと感じています。

地域コミュニティの再生を後押しし、居場所を作る

編集部:
他に柱とされている政策はなんでしょうか。

山根氏:
子ども食堂やボランティア団体、自治会など、地域のコミュニティの形成・活発化を後押ししたいと考えています。もともと調布市は、市民活動が活発な土地柄ですが、コロナ禍でつながりが途絶える例もありました。「口は出さずにお金を出す」をモットーに、行政からコミュニティ再生の後押しができたらと思っています。

私は子ども時代、祖父に連れられて様々な大人の集まりに顔を出していました。当時は退屈していたように記憶していますが、今になって思うと、様々な年代のたくさんの人とコミュニケーションをとる絶好の練習の場でした。この時に、社会性や環境変化への適応力などを身に着けたのだと感じています。

また、地域と多様なつながりを作ることは、子どもから大人まで、すべての人の生きやすさに直結するとも考えています。例えば子どもの場合、家族や学校の友達以外の人と接点があると、仮にいじめや家庭不和などで学校や家庭が辛くなっても、一人で抱え込まなくてすみます。地域の逃げ場所・居場所は、心の非常時の受け皿となってくれるのです。

市民と行政の橋渡し・調整役として

編集部:
議員活動に育児にお忙しいかと思いますが、休日はどのようにお過ごしですか。

山根氏:
リラックスしたい時は、バッハの音楽を聴きます。古典的ですが、技術としてはとても凝っていて、当時としては挑戦的な音楽だったと想像します。ミサなどで演奏される曲が多いことから、思考の邪魔にならない点も魅力です。演奏家によっても印象が変わるので、全集を2種類もっており、聴き比べをして楽しんでいます。

お出かけは、マルシェや子育てイベントなど、こまめに出かけています。元JRA職員としておすすめは、お隣の府中市になりますが東京競馬場。都市に近いのに広々としていて、ファミリー向けのイベントなども開催されており、とても綺麗です。馬を近くで見られるので、子どもも喜びますよ。

編集部:
最後にメッセージをお願いします。

山根氏:
子育て世代は、地域の経済活動の中心プレイヤーです。この世代が働きやすく住みやすいまちづくりをしていくことで、地域社会に好循環が生まれ、子どもたち、シニア世代、支援が必要な人、全ての人にあまねく広くサービスが行き渡ると考えています。
皆様の信頼を託され、議員になることができました。色々な声を聞かせていただければと思います。議員を通すと話が早い場面というのは、確実にあります。市民と行政の橋渡し役として、是非頼っていただければと思います。

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