自民・森山総務会長「説明責任果たすべく努力した」 裏金事件聞き取り調査結果公表

記者会見に応じる森山裕総務会長=20日、東京・永田町の自民党本部

 自民党の森山裕総務会長は20日の記者会見で、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け実施した聞き取り調査の結果公表について「説明責任を果たすべく努力し、客観性や中立性を十分確保した上で取りまとめた。党として役割を果たしている」と述べた。

 森山氏ら聞き取りを担当した調査チームは、野党が政治倫理審査会への出席を求める安倍派と二階派の議員51人に意向確認も進めている。2024年度予算案の審議への影響も懸念される中、「能登半島地震の災害復旧もあり、できるだけ早く予算成立ができるよう条件を整えるのは与党として当然」と説明した。

 立憲民主党による盛山正仁文部科学相への不信任決議案提出を問われ、「これまでも説明責任を尽くすべく努力している。旧統一教会への解散命令請求を粛々と進めるなど文科行政がゆがめられる事態は全く生じていない」と強調した。

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