1点ビハインドでホームに帰るアトレティコ、オブラクが“敗因”を口に「すべて完璧でなければ…」

チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグが20日に行われ、アトレティコ・マドリードはインテルに0-1で敗れた。試合後、スロベニア代表GKヤン・オブラクが『モビスタール』にてコメントを発した。

試合は序盤こそアトレティコ・マドリードもチャンスを作ったものの、前半の終盤からはインテルにペースを握られる。GKオブラクを筆頭とした守備陣は集中力を切らすことなく耐え抜いていたが、79分に“わずかな”ミスが発生。アルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルとモザンビーク代表DFヘイニウド・マンダーヴァが一瞬お見合い状態となったところでセカンドボールを拾われると、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスにフィニッシュまで持ち込まれ、GKオブラクが弾いたボールをオーストリア代表FWマルコ・アルナウトヴィッチに押し込まれた。試合はこのままタイムアップ。アトレティコ・マドリードは1点ビハインドで敵地で行われたファーストレグを終えた。

試合後、オブラクは「ミスから失点を喫してしまったが、それはサッカーではよくあることだ」とコメント。「今の僕らはセカンドレグに向けて、顔を上げなければならない。逆転できる試合が残っているのだから、次のステージへ進むために僕らはベストを尽くすだけさ」と前を向き、チーム全体における切り替えの重要性を説明した。

続けて試合内容を振り返り、オブラクは「前半の僕らはとても良い守備ができていたと思う」と一定の手応えを口にした。一方で「だが、後半に入ると、立ち上がりから2つか3つほどのチャンスを作られてしまった。僕らが完璧な守備ができなかった時間だね」とインテルに流れが傾いた時間帯にも言及。「このようなレベルの試合では、すべてにおいて完璧でなければ、最終的に罰を受けることになるんだ」と、長らくアトレティコ・マドリードの“守護神”としてCLを戦ってきたからこその視点で“敗因”を分析した。

セカンドレグは3月13日に行われ、今度はアトレティコ・マドリードがホームにインテルを迎える。

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