2月なのに、初夏の陽気 都心で23.7℃

2月20日の都内は春を飛び越え初夏の陽気となりました。都心でも23.7℃と季節外れの暖かさとなりましたが、21日は一転して真冬の寒さが戻ってきます。

午後2時ごろの、銀座。上着を手に持つ人や、半袖姿の人が目立ちました。季節外れの暖かさとなった2月20日の都内。都心で今年最高となる23.7℃を観測したほか、青梅や府中では24度を超える夏日一歩手前の気温となり、2月の観測史上最高を記録しました。

記者:「午後4時、東京駅前です。季節外れの暖かい空気に包まれ、ダウンやコートを着ている人はほとんどおらず、上着を手に持つ人も見られます」

街の人:「汗かいちゃうくらい暑いなって感じてます。きょうは薄目で夏でも着てるような服ないかなって思いながら服を選んでました」「暑いから飲み物をこの子の分と私の分買って一休みしようかなって思って今ね、座ったんだよね」

世田谷区の桜神宮では、この暖かさで、河津桜の開花が急激に進んだといいます。

記者:「桜を撮影している人の中には、薄手の上着の人や、半袖の人もいます」

満開の桜以外にも、今月限定の河津桜をあしらった御朱印を目当てに、多くの人が訪れていました。

訪れた人:「例年より桜が咲くのが早いなという感じがしている」「急に暖かくなったせいかなんとなく、花も綺麗に見える」

宮司:「咲き始めは例年と比較して変わりはなかったが、急激に開花が進んでいるような気がしている。週末で色々と準備をしていたが、月曜日から大変な大勢の人にお参り頂いて、逆に職員の数が少なくて迷惑をかけているような気がしている」

都内にひろがった季節外れの陽気。あたたかさに誘われて思いがけない人出となったようです。

この異例の暖かさの影響、様々ですね。世田谷区の青果店を取材しますと、暖冬の影響で、まずは葉物、キャベツやハクサイは、例年よりも一回りサイズが大きなものが店頭に並んでいて、小松菜やほうれん草の丈も長くなっていたりと、成長スピードが早くなっているようです。またイチゴに関しても、例年よりも早く市場に出回り始めたと話していました。

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