武蔵村山市 温泉施設存続へ「赤字覚悟とはいかない」

武蔵村山市は、去年4月から閉館が続いていた温泉施設を存続させる方針を示しました。山﨑市長は「赤字覚悟とはいかない」として、多角的に施設の運営方法を模索していく考えです。

武蔵村山市 山﨑市長:「なんとか再開にむけて市も努力していく」

2月20日に行われた、武蔵村山市の新年度予算案の発表会見。その中で再開にむけ存続する方針が示されたのが、武蔵村山市の温泉施設「かたくりの湯」です。

「かたくりの湯」は、武蔵村山市が約12億円の費用をかけて2002年に開業した肝いりの観光拠点です。しかし、開業当初こそ収益が出ていたものの、2004年から赤字が続いていました。さらに、今年度は施設を運営する「指定管理者」の応募がなく、去年4月から1年近く閉館となっていました。存続か、廃止か、判断を迫られていた武蔵村山市ですが、2月20日の会見で存続する判断を示しました。

武蔵村山市 山﨑市長:「指定管理者の赤字が続いていたという実態はあるが、閉館中にも再開を望む声もかなり多くありましたので、なんとか再開にむけて市も努力していくという心づもりだ」

山崎市長は会見で新年度予算案に「かたくりの湯」の維持管理の費用、1300万円ほどを盛り込むと明かしました。施設の再開に向け、山崎市長は何としても黒字にと、強い意欲を示しました。

武蔵村山市 山﨑市長:「どう運営していくか、赤字覚悟というわけにはいかないので、いろいろなことを考えながら、さらにどういう施設がいいのか、どうしていったらいいか、いろいろな方向から検討していく」

武蔵村山市は新年度からの再開に向け、事業者の選考を進める考えです。

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