「中国サッカーにとって何年ぶりだ?」現地記者が“川崎の歓喜”に涙「サブ起用で優勝した相手に…多くの人が期待していなかった」

2月20日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグのラウンド16第2戦で、川崎フロンターレは中国の山東泰山とホームで対戦。2-4で敗れ、2戦合計5-6でベスト8を前に大会を去ることとなった。

川崎は3日前の富士フイルムスーパーカップで、スタメンを総入れ替えしながらもJ1王者のヴィッセル神戸を撃破。層の厚さも見せつけ、今季の躍進に期待が高まっていただけに、衝撃は大きい。

対して、代表チームの低迷が続く中国サッカー界では、久々の明るいニュースとなった。著名なジャーナリストがこぞって中国版Xのウェイボーで喜びを伝えており、リ・シャン氏もその1人だ。

【動画】最後は97分に衝撃の被弾…あまりに悔しい山東泰山との第2戦
同氏は「川崎がサブを起用してスーパーカップを制したとあって、多くの人々はこの試合に期待していなかった」と切り出し、インパクトの大きさを訴えている。

「試合自体も浮き沈みが激しかったが、泰山の選手たちは最後まで粘った。新外国人選手たちはまだリズムを掴んでいないものの、クリサンやジャジソンは戦い方が非常に上手いし、国内選手たちもあるべき姿を示していた。

この試合のハードさ、浮き沈みの激しさ、エキサイティングさ...。最後の勝利の瞬間、叫びながら応援していた私は、うっかり涙を流してしまった。中国サッカーがこれほどエキサイティングな試合をしたのは何年ぶりだろうか」

中国では「川崎の歓喜」として、しばらく語り継がれる金星になりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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