韓国代表で喧嘩のソン・フンミンとイ・ガンイン、長文謝罪 「心からお詫び」「絶対にやってはいけないこと」 久保建英も反応

アジアカップで準決勝敗退となった韓国代表。

大会期間中には卓球をめぐって若手とベテランが衝突する内紛があり、イ・ガンインがソン・フンミンの指を脱臼させる怪我を負わせとされている。

そうしたなか、2人はInstagram上に長文のメッセージを綴った。ソンはイの肩を抱く写真も投稿したが、イは真っ黒の画像を投稿している。

ソン・フンミン

「今日は少し重くて難しい話をしようと思います。ガンインは自分の行動を真摯に反省し、僕を含む代表チームの全選手に心から謝罪しました。

僕も若い時には多くの過ちをして、悪い振る舞いもしました。でも、今の自分になれたのは、良き先輩からの助言と教えのおかげだと思っています。

ガンインがまたこのような間違ったことをしないように、全ての選手が、(自分は?)先輩として代表チームのキャプテンとして、彼がよりよい人間と選手に成長できるように細心のケアをしていきます。

僕もいい仕事をしたとは思っていませんが、批判されてもおかしくない行動だったと思います。ただ、チームのためにこういう嫌なこともするのがキャプテンの責務のひとつだと信じているので、もしまた同じ状況になったとしてもチームのために行動します。とはいえ、今後はより賢明にチームを率いていくように努めます。

ガンインは事件があった後にとてもつらい時を過ごしています。一度だけ寛大な心で赦してあげてください。代表チームキャプテンとして何卒お願いします!

そして、一部で言われている代表内の仲間割れについての内容は事実と関係なく、僕らは常にチームとして一つの場所だけを見つめようと努力してきました。サッカーによって多くの愛を受けているにもかかわらず、このような騒動を起こしてしまったことを心からお詫びし、韓国代表チームがこれ機にさらに成長するチームになるようにさらに努力します。あらためて韓国代表のキャプテンとして心からお詫び申し上げます」

イ・ガンイン

「アジアカップでは、自分の短絡的な考えと軽率な行動により、ソン・フンミン先輩をはじめとするチーム全体とサッカーファンの皆さんに大きな失望を与えてしまいました。

直接会って心から謝罪することが重要だと感じ、長い会話を通じてチームのキャプテンとしての重荷を理解し、自分自身を振り返る時間ができました。ロンドンで自分を快く迎えてくれたソン先輩にこの場を借りてあらためて感謝します。

ソン先輩がどれほど大会で必死なのかは頭では分かっていましたが、心と行動では十分に理解できなかったところが全ての問題の発端だと思います。

特にソン先輩がキャプテンとして、兄として、またチームメイトとして団結のために、僕にしてくれた忠告に耳を傾けることなく、自分の意見ばかりを述べました。その日の食事の席で絶対にやってはいけない行動をしてしまいました。今思えば決してやってはいけない行動でした。 この点について深く反省しています。チームへの敬意と献身が一番大切なことであるにもかかわらず、自分には足りないところが多かったです。

代表の先輩方や同僚にも一人一人連絡を取って謝罪しました。先輩や仲間に接する時、言動に配慮と敬意が欠けていたことを深く反省しています。もっと正しい態度と礼儀を身につけることを約束しました。自分の謝罪を受け入れてくださった先輩や同僚にもこの場を借りてあらためて感謝します。僕の行動のせいで一緒に批判の対象になった選手もいます。 彼らに向けられた批判も自分が受けるべきだと思います。

過分な期待と応援を受けたにもかかわらず、韓国代表選手として持つべき模範的な姿と義務から逸脱し、サッカーファンの皆さんに失望を与えてしまったことを改めてお詫びします。今まで韓国サッカーを守り、輝かせた先輩や同僚、そしてサッカーを愛する多くのファンの方々がいたからこそ、今の自分がいることをあらためて感じるきっかけになりました。

皆さんが僕に与えてくださった愛と同じくらい失望が大きいことは分かっています。今後、サッカー選手として、また一人の人間として成長するためにさらに努力し、献身していきます。ごめんなさい、そしてありがとうございます」

イはトッテナムでプレーするソンをロンドンまで尋ねて謝罪していたようだ。

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かつてマジョルカでイとプレーしたことがあり、仲のいい久保建英もこの投稿に反応しており、ハートと炎の絵文字を送っていた。彼なりのエールということだろうか。

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