「彼は人々が気づかなかった真のクオリティを示した」“掘り出し物”遠藤航をリバプールの伝説FWが絶賛!カイセド強奪のチェルシーを揶揄「我々は弾丸を回避し、賢明な買い物をした」

昨夏にリバプールへ加入した遠藤航への評価は高まるばかりだ。

獲得目前でチェルシーに強奪されたモイセス・カイセドとロメロ・ラビアに代わるターゲットで、イングランドではほぼ無名の30歳とあって、当初は懐疑的な見方が少なくなかった。ただ、昨年末あたりから出場機会を増やすと、ハイパフォーマンスを披露。一気に評価を高めている。

リバプールのレジェンドであるジョン・オルトリッジもそのひとりだ。地元メディア『Liverpool Echo』に寄稿したコラムで、こう主張している。

「まだ始まったばかりだが、我々(リバプール)はモイセス・カイセドの弾丸を回避したようだ。彼は今でも優れた選手だが、1億1000万ポンドの選手ではない。私たちはそれを回避し、賢明な買い物をした」

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元アイルランド代表FWは、「彼(カイセド)が(リバプールとチェルシーがカラバオカップ決勝で対戦する)週末に中盤で勝たないようにする必要がある。中盤で勝利することは、どんな試合でも勝利への大きな道のりとなる。そこで仕事をしなければならない。 エンドウはシーズンが進むにつれて、ますます我々に必要とされる存在になってきた。彼は人々が気づかなかった真のクオリティを示した」と続けている。

「彼を獲得するために動いた、監督と舞台裏の人々に注目しなければならない。彼らは彼がドイツで何をしていたのか、彼のリーダーシップの資質、立ち回り方を知っていた。週末の彼は素晴らしかった。試合をすればするほど彼は成長し、決勝では決定的な存在になる可能性がある」

決勝の舞台で、日本代表のキャプテンがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。大いに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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