ミス絡みの失点で先勝許したシメオネ監督「選手が人間である以上、良いことも悪いことも起こり得る」

アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、20日に行われたインテル戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

チャンピオンズリーグ・グループEを首位で通過すると、決勝ラウンド16ではインテルと対戦することになったアトレティコ・マドリード。20日に敵地で行われたファーストレグは、スコアレスで迎えた終盤にミス絡みで痛恨の失点を喫した他、直近のリーグ戦でマニータを達成した攻撃陣も沈黙。このまま0-1で、先勝を許してしまった。

試合後、インテルの攻撃に80分頃まで耐えていただけに、ミスからの失点を悔やむシメオネ監督は「非常に良い競争をして、インテルのような偉大なチームの攻撃をあと一歩のところまで凌ぎ、求めていたものに近づいた。後半にも何度かチャンスがあったけど、最終的にはミスにつけ込まれてしまったね」と吐露。続けて「フットボールでは望んだ通りに準備ができても、選手が人間である以上、良いことも悪いことも起こり得るんだ。そういうのをミスといい、今日は彼らがそれをうまく利用した」と語った。

一方で、シメオネ監督は「1-1にすることが重要だったし、それが実現する可能性もあった。(マルコス・)ジョレンテのヘディングもアルバロ(・モラタ)のヘディングも…。相手のカウンター攻撃がよく機能していた。ビルバオでのコパと同等に難しいが、どちらか、あるいは両方で勝ち残れるか見てみよう」と手応えを得たシーンもあったようだ。

1点の“十字架”を背負ったアトレティコ・マドリードだが、セカンドレグは威容を誇る本拠地『シビタス・メトロポリターノ』で戦える。逆転突破の“カギ”について、「ゴール」と「デュエルに勝ち続け、よりインテンシティを持って走り続けば、そこから良いことが起こる」と挙げた“チョロ”は「楽観的だよ。だって、今日の試合に敗れたにもにも関わらず、我々にはまだ戦うという選択肢があるのだからね。チームは何を見つけなければならないか、そして相手のプレースタイルも知っている。あとは自分のたちの番が回ってきたときに勝負するだけだ」と意気込みを示している。

果たして、アトレティコ・マドリードは来月13日のセカンドレグで巻き返せるのだろうか。

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