【北九州市小倉北区】知ってる?「紫川十色桜」 街なかで楽しむ桜めぐり

こんにちは。地域特派員・こたまるです。2月も下旬になってくると、そろそろ早咲きの桜が咲き始める頃だなと、そわそわしてきます。

そんな私が毎年楽しみに桜を求めて足を運んでいる桜スポットは、ズバリ小倉の街なか。紫川沿いや勝山公園、小倉城などを散策していると、さまざまな品種の桜が植えられていることに気付きますが、実はその数30品種以上! そのため、3月上旬から4月下旬にかけて多彩な桜が小倉の街を彩り、楽しませてくれます。

今回はその中から「紫川十色桜」について紹介します。

「紫川十色桜」って?

小倉の中心部を流れる紫川には、「紫川十橋」と呼ばれる個性的な橋が10個架かっています。

そのうちの室町大橋(火の橋)から豊後橋(音の橋)にかけて、下流から上流へ順に開花するように10種類の桜が植えられています。それが「紫川十色桜」です。

「椿寒桜」

紫川十色桜の中で最初に咲くのが、室町大橋(火の橋)の小倉駅側のたもとにある「椿寒桜(ツバキカンザクラ)」。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/3/10

紅色が強い小さな花が枝に密集して咲いています。開花時期は3月上中旬。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/3/10

「修善寺寒桜」

常盤橋(木の橋)のたもと、室町側にある「修善寺寒桜(シュゼンジカンザクラ)」の開花時期は3月上中旬。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/3/10

大きな木に濃いピンクの花が咲いているのでパッと目を引きます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/3/10

「アメリカ」

勝山橋(石の橋)のたもとにあるのは「アメリカ」。リバーウォーク北九州の目の前です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/3/28

木そのものは小さいのですが、かわいらしい花が私たちの目を楽しませてくれます。開花時期は3月下旬・4月上旬。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/3/28

「白雪」

鷗外橋(水鳥の橋)をリバーウォーク北九州やコメダ珈琲店がある側に渡ったところにあるのが「白雪(シラユキ)」。その名の通り、純白の花が咲きます。開花時期は4月上中旬。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/3/28

また、「白雪」の隣には、「紫川十色桜」ではありませんが「舞姫」という八重咲きの桜も。真っ白な「白雪」と濃いピンク色の「舞姫」の競演は見事です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「舞姫」撮影日 2023/3/28

「鬱金」

鷗外橋(水鳥の橋)の小倉井筒屋側にはもう1種類「紫川十色桜」があります。それがタリーズコーヒーのすぐそばにある「鬱金(ウコン)」です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

左側の淡黄緑色の桜が「鬱金」 撮影日 2023/4/2

花色が淡い黄緑色と珍しいため、開花時期には通りかかった人たちが足を止め、写真撮影している姿も良く見かけます。鬱金は開花してから淡黄緑色→白色→濃いピンク色と花の色が移り変わっていくので、その時々の花色の変化も楽しみですね。開花時期は4月中旬。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/4/2

「八重紅大島」

中の橋(太陽の橋)から北九州市役所側に歩いてすぐのところに2種類の「紫川十色桜」があります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/3/28

その一つが「八重紅大島(ヤエベニオオシマ)」。淡い花色で可憐な八重咲きの桜です。開花時期は4月上中旬。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/3/28

「一葉」

中の橋(太陽の橋)から北九州市役所側に歩いてすぐのところにある2種類の「紫川十色桜」。もう一つが「一葉(イチヨウ)」です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/4/2

八重咲きの大輪の花は気品のある美しさ。開花時期は4月中旬。

「天の川」

さらに紫川を上流に進んだ先に架かる紫川橋(鉄の橋)の近く、勝山公園内にあるのは「天の川」。薄いピンク色のかわいらしい花が咲きます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/4/11

枝が上に向かって真っすぐ伸びる姿が特長的なので探しやすいですよ。開花時期は4月上中旬。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/4/11

「普賢象」

TOTO小倉第一工場に向かい、中島橋(風の橋)を進んだところにあるのが「普賢象(フゲンゾウ)」です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/4/12

淡いピンク色をした大きな花を咲かせる八重咲きの可憐な桜。葉化した花の雌ずいを普賢菩薩が載っている象の鼻や牙に似ていることから、この名がついたと言われているそう。開花時期は4月中下旬。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/4/12

「兼六園菊桜」

「紫川十色桜」のラストを締めくくるのが、豊後橋(音の橋)のところにある「兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)」。

出典:リビングふくおか・北九州Web

撮影日 2023/4/11

花びらが多く、まるで菊の花のように咲く、まん丸でかわいらしくて珍しい桜です。開花時期は4月下旬。

開花時期は気象条件などで変わります

それぞれの桜の紹介文の中に一般的に示されている開花時期を記載していますが、地域・気象条件によって変わってくるため、必ずしもこのタイミングで咲くというものではありません。

実際、私が昨年撮影した時も記載の開花時期より早く咲いている品種もありました。毎年桜の開花時期は違っているので、「今年はそろそろかな」と桜を意識しながら散策するのも楽しいですよ。

お役立ちアイテム「こくらさくらまっぷ」

私が桜を探してウロウロする時に参考にしているのが北九州市が発行しているこくらさくらまっぷ」。

「紫川十色桜」はもちろん、それ以外の品種の桜も紹介されており、どこにどの品種の桜が咲いているかも分かるようになっているので、桜の開花時期には手放せないお役立ちアイテム。

北九州市のホームページ(https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kensetu/05900114.html)でも見ることができるので、桜巡りを楽しむ時に参考にしてみてくださいね。

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