母親死亡…通報した息子逮捕 病弱で動けなかった母親、医師の診察を受けさせなかった 2人暮らしの自宅アパートで 寒かった1月中旬、放置された母親…死因は低体温症

病弱の母親を放置、死亡させた疑い 男を再逮捕

 埼玉県警吉川署は20日、保護責任者遺棄致死の疑いで、吉川市保、無職の男(53)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は今年1月中旬ごろ、母親(85)が病弱で動けないことを認識しながら、医師の診察を受けさせるなど必要な保護をせず、自宅アパートに放置して死亡させた疑い。

 同署によると、男は母親と2人暮らし。1月31日午前8時半ごろ「母親が死んだ」と110番し、同日、死体遺棄の疑いで逮捕された。司法解剖の結果、母親の死因は低体温症だった。男は「事実に間違いない」と容疑を認めているという。

■遺体に目立った外傷なし(以下、初報記事)

 吉川署は1月31日、死体遺棄の疑いで、吉川市保、無職の男(53)を逮捕した。

 逮捕容疑は、自宅アパートの一室に女性(85)の遺体を遺棄した疑い。

 同署によると、男は母親と2人暮らし。31日午前8時半ごろ、男から「母が死んだ」と110番があり、駆け付けた警察官が室内で女性の遺体を発見した。遺体に目立った外傷はなかった。「母の死体を放置した」と容疑を認めているという。同署で死因や放置した経緯などを調べている。

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