パキスタン2大政党が連立樹立で合意、首相候補はシャリフ前首相

[イスラマバード 20日 ロイター] - パキスタンの2大政党は20日、連立政権を樹立することで正式合意に達したと発表した。8日に実施された総選挙では、どの勢力も単独過半数を確保できず、連立交渉が続けられていた。

連立政権樹立で合意したのはパキスタン人民党(PPP)とパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML─N)。

PPPを率いるブットー・ザルダリ氏は会見で、シャバズ・シャリフ前首相が連立政権の首相候補になることを確認した。また、自身の父に当たるアーシフ・アリー・ザルダリ氏が大統領候補になると述べた。

PML─Nを率いるナワズ・シャリフ氏の弟であるシャバズ・シャリフ前首相は、両党は政権を樹立できる議席数を確保しており、少数政党の支持も得ているとした。

議席数はPML─Nが79、PPPが54。小規模な4政党と合わせると、全体264議席の過半数を上回る。

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