IT企業社長が子育て支援アプリを開発する前橋東高生に技術面でアドバイス

 子育て支援アプリを開発する前橋東高生4人の力になろうと、IT企業・サンダーバード(前橋市)の山根洋平社長が16日、同市の同校を訪れ、技術面を中心にアドバイスを送った=写真。

 アプリ開発を進めるのは、いずれも1年生で理科部の天田ヒカリさん、大矢健彰さん、佐野結愛さん、中野瑛太さん。

 天田さん、佐野さん、中野さんの3人は昨年のぐんまプログラミングアワード(GPA、上毛新聞社主催)に出場し、日本生命保険賞を獲得した。開発中のアプリはGPAの発表作を発展させたもので、乳児の夜泣きに悩む保護者の心理的な負担を和らげる機能の実装を目指す。

 県の人材育成事業「始動人Jr.インキュベーション2023」の一環で昨年10月、社会課題解決を目指す中高生のアイデアと企業をマッチングするピッチイベントが開かれ、4人が発表。目にした山根社長が支援を申し出た。開発は年度内をひと区切りとし、3月に成果報告会を開く。

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