チキンをめぐる母娘の大騒動を描くフレンチ・コメディー アニメ映画『リンダはチキンがたべたい!』日本版予告編到着

映画『リンダはチキンがたべたい!』日本版ポスタービジュアル(C)2023 DOLCE VITA FILMS, MIYU PRODUCTIONS, PALOSANTO FILMS, France 3 CINEMA

アニメ映画『Chicken for Linda!』が、邦題を『リンダはチキンがたべたい!』として、4月12日より全国公開されることが決定。併せて本予告とポスタービジュアルが解禁された。

本作は、フランスのとある郊外で巻き起こる、チキンをめぐる母娘の大騒動を描くコメディー。

鋭く繊細な実写映画的な演出と、描線の筆遣いが生き生きと残されワイルドで大胆なアニメーションを生み出したのは、映画作家キアラ・マルタとアニメーション作家セバスチャン・ローデンバック。プライベートでは子を持つ夫婦である二人がタッグを組み、ユーモアといたずら心、そして詩的な表現で、子どもの視点から子ども時代を語る映画体験を提供する。

第76回カンヌ国際映画祭Acid部門選出、アヌシー国際アニメーション映画祭2023長編アニメーション部門で最高賞クリスタルを受賞。さらに第49回セザール賞 最優秀アニメーション作品賞にノミネートされたほか、米「Variety」紙では「後から振り返ってみると、間違いなく今年のカンヌで最高の作品!」と評され、昨年行われた東京国際映画祭アニメーション部門での日本プレミア上映でも笑いと涙で観客を包み込んだ。

予告編は「パプリカ・チキンをつくろう パパの得意料理」という少女の願いから始まる。

物語の舞台はフランスのとある郊外。主人公の公営団地に暮らす8歳のリンダとその母のポレット。勘違いで叱られたリンダは、間違いをわびる母に、亡き父の得意料理「パプリカ・チキン」を作ってほしいと懇願する。ただ、そこには大きな問題が。その日はストライキで街のお店はどこも休業中。果たして二人は思い出のチキン料理を食べることができるのか?

予告編では、チキンを求め奔走する母娘が養鶏場に行くもあっけなく断られてしまう。しかし、頑固な二人は決して諦めない。チキンをめぐる母娘のクレイジーなドタバタ劇は、やがて警察官や運転手、団地の仲間たちを巻き込み大騒動に。カラフルでスイートな映像、笑いと涙のあいだを自由自在にかけめぐる物語、そして登場人物たちの爆発的に愛らしいアナーキーでコミカルな魅力が詰まった予告編となっている。

主人公のリンダがチキンを抱え、「忘れたくない、ぜったい。」と強い意志のコピーと並ぶ日本版ポスタービジュアルも解禁。本作のキャラクターたちには「1人1色」が割り当てられ、リンダは黄色、母ポレットはオレンジといったように全編通してその1色で描かれるという独特な手法が取られている。

ポスタービジュアルにも、色とりどりの表情豊かなキャラクターたちがリンダを巡るように配置され、劇中で巻き起こる大騒動を予感させるポップでコミカルなポスターに仕上がっている。

日本版ポスタービジュアルのデザインを担ったのはグラフィックデザイナー・アートディレクターの脇田あすか。本作が初めての映画のポスターデザインとなる。明るくカラフル、そしてスタイリッシュでシンプルな色使いが特徴的な本作を象徴するビジュアルとなった。

3月1日より本作のオリジナルスマホ壁紙付きムビチケ前売券(オンライン)が発売開始。スマホ壁紙は4種類1セット。

アニメ映画『リンダはチキンがたべたい!』は、4月12日より全国公開。

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