俳優のイ・イギョンが、tvN月火ドラマ「私の夫と結婚して」の放送終了の感想を語った。
同作は、親友と夫の不倫を目撃し、殺害された女性が10年前に戻ってきて、人生2回目を経験し、泥沼のような運命を彼らに返す本格的な“運命開拓ドラマ”だ。痛快な復讐劇とスピード感のある展開で人気を博した。
劇中、イ・イギョンはパク・ミンファンに扮し、体を張った熱演で「原作を破って出てきたようだ」と称賛され、大活躍した。パク・ミンファンはカン・ジウォン（パク・ミニョン）の人生1回目の時の夫で、妻が末期がんで闘病中にもかかわらず妻の親友であるチョン・スミン（ソン・ハユン）と不倫する。さらに、妻の死亡保険金を狙って、殺害する史上最悪の夫だ。カン・ジウォンが10年前に戻ってきた後も、彼女にガスライティング（被害者に些細な嫌がらせを行ったり、わざと誤った情報を提示し、被害者が自身の記憶、知覚、正気を疑うよう仕向ける手法）や、暴力を繰り返す更生不可能な人物だ。
他の登場人物と対立しながら、様々な事件を起こすパク・ミンファン役を演じたイ・イギョンは、繊細かつ大胆な表現で深みのある演技を披露し、好評を博した。怒りと笑いを同時に誘発し、明日がないような演技で引退説まで出たイ・イギョンは、ドラマの没入感と面白さをより一層高め、事件の中心で自分の役割を200％果たし、立体的なキャラクターを誕生させた。
彼は「素敵な方々とご一緒でき、大きな幸せを感じながら撮影することができました。パク・ミンファンは更生できない悪役ですが、人間が持っている最小限の純粋さを一緒に表現したいと思いました。皆さんに上手く伝わったか、分かりませんが、多くの愛をくださったおかげで、自信と確信を持って演じることができました。ありがとうございます」とドラマやキャラクターに対する愛情を語った。
続けて「『私の夫と結婚して』は、僕の新たな姿を見ることができた作品であると同時に、俳優イ・イギョンがどれほど演技を愛しているのか、今一度、気づかせてくれた作品です。僕にとって大きな意味を持ったドラマを愛してくださり、一緒に作り上げてくださった視聴者の方々に心から感謝します。引退せずに、もっと一生懸命、演じる俳優になります。皆さんのハッピーエンドをいつも応援しています。ありがとうございました」と感想を語った。
イ・イギョンは、約1年ぶりとなる本業の俳優復帰を成功裏に終えた。バラエティ番組を通じて積み上げてきた親しみやすいイメージを越え、“信じて見られる俳優”として自らの真価を証明した彼が、今後どのような姿を披露するのか、期待が高まっている。
