次のiPad Proは“より薄く”なる? iPad Airも11と12.9インチの2種類ある可能性

Image:Chikena/Shutterstock.com

アップルが今年(2024年)3月末頃に、次期iPad ProおよびiPad Airを一挙に発表することは、ほぼ確実視されている。昨年、同社は新型タブレットを1つも投入しなかったため、よりファンの注目が高まっている格好だ。

それら複数の次期iPadモデルにつき、詳細なサイズ情報を入手したとアップル関連情報サイト9to5Macが主張している。

同サイトは昨年秋から、アップルがコード名「J507」「J537」として2つの新型iPad Airを開発しているといち早く報じていた。当時は11インチ/12.9インチiPad Proのように2種類あると大ざっぱな情報だったが、本当だとすれば「サイズ別に2タイプあるiPad Air」は史上初のことだ。

その後に、アップル未発表製品に詳しいMark Gurman記者や、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏が相次いで裏付けている。また小さい方のiPad Airは大幅なデザイン変更がない一方で、12.9インチは背面カメラ周りが少し変わるとの噂もあった

かたやiPad Proに関しては、2サイズ路線は続けつつ、両方とも寸法は変わると見られている。わずかに画面が広くなり、かつ薄くなるという具合だ。なぜ薄くなるかといえば、ディスプレイが液晶から有機ELに変更され、バックライトが不要になることに加えて新技術が投入されるためと推測されている

これら新型iPadの寸法(新旧比較を含む)は、それぞれ次の通りだという。

  • 11インチiPad Pro(現行):247.6×178.5×5.9mm
  • 11インチiPad Pro(新型):249.7×177.5×5.1mm
  • 12.9インチiPad Pro(現行):280.6×214.9×6.4mm
  • 12.9インチiPad Pro(新型):281.5×215.5×5.0 mm
  • 12.9インチiPad Air(新型):280.6×214.9×6.0 mm

またアクセサリーメーカーは新型iPad用のケース生産を強化しており、早ければ来月(3月)にも出荷される見込みとのことだ。

新型iPad ProはM3チップを搭載し、専用アクセサリーのMagic Keyboardもアルミ素材となって、MacBook風のデザインに変わると言われている。さらに新型iPad Airのプロセッサーは、現行のM1からM2にスペックアップする見通しだ。

アップルはこれら新型iPadの数々を、ウェブでのプレスリリースのみで発表する可能性もある。だが、iPad Proが有機ELに移行することや、iPad Airに大型モデルが登場することは画期的でもあり、イベント形式も期待できるかもしれない。

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