懲戒解雇…切手20万円分、換金していた契約社員 勤務していた郵便局が被害届 在庫点検で発覚するため、自分からと申し出た「マンションで滞納」 司法処分まだ未確定、プライバシー保護で性別・年齢の公表控える

日本郵便、20万円相当の切手盗んだ契約社員を懲戒解雇処分

 日本郵便関東支社は20日、昨年9月に三郷郵便局(埼玉県三郷市)に勤務していた契約社員が郵便切手800枚(合計約20万円相当)を盗み取っていたとして、同11月に懲戒解雇処分したと発表した。

 同社の担当者によると、元契約社員は郵便窓口でゆうパックの受け付け業務などを担当。同9月5日と15日に三郷郵便局で保管していた郵便切手を窃取したが、定期的な在庫点検で発覚を避けられないと考え、26日に「切手を無断で持ち出し、金券ショップで換金した」と申し出た。同社の調べに対し、「自身のマンションの管理費を工面できず滞納していた」と説明したという。

 同社は10月に吉川署に被害届を提出した。取材に対し「元契約社員の司法処分が確定しておらず、プライバシー保護の必要がある」として性別や年齢の公表は控えた。

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