ピレリがF1プレシーズンテストのタイヤ選択を発表。マクラーレンとアルピーヌはソフトタイヤを使用せず

 ピレリは、2月21日からバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる3日間のプレシーズンテストに向けて、F1に参戦する全10チームのタイヤ配分とコンパウンドのリストを発表した。

 バーレーンの荒れ地に雨が降る気配はないが、ピレリは全種類のコンパウンドをサクヒールに運び込み、選択肢にインターミディエイトタイヤやウエットタイヤも含めた。各チームは35セットのタイヤを持つことになり、チームの選択に応じて最も硬いC1から最も柔らかいC5までのタイヤが与えられる。

 テストではできるだけ多くの走行距離を重ねることが重要であるため、チームの選択は必然的にC1およびC2のふたつのハードコンパウンド、そして特に黄色の縁どりのC3タイヤに偏った。内訳を見ると、メルセデスがC3タイヤを最も多く選択して25セット持っている一方、レッドブルは20セットを選択している。反対に、ステークはC3を16セット、ウイリアムズは15セットしか選んでいない。ハードタイヤの選択については、レッドブルや特にアルピーヌとは対照的に、メルセデスはハードタイヤでの走行をほとんど行わない計画のようだ。

 各チームは3日間、完全なパフォーマンスよりも信頼性と一貫性を優先して新車のセッティングについて懸命な取り組みを行うが、通常はテストの最終日に一部のドライバーがソフトタイヤを装着するのが見られる。セッションでトップに立ち、スポンサーに向けてアピールするためだ。しかし、それがマクラーレンとアルピーヌに当てはまらないことは間違いない。両チームともピレリのC4とC5を選んでおらず、レッドブルやアストンマーティン、レーシング・ブルズ、ハースもC5を選ばなかった。

 一方、メルセデスとフェラーリはC5を2セット選択しており、金曜日の走行終了時点でどちらかのチームがタイムシートのトップに立っても驚くことはないだろう。

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