市貝町消防団が県内で初めて「ドローン航空隊」を発足 火災や災害に備える

 市貝町の消防団が、火災や災害に備えて栃木県内で初めてドローンを活用する部隊を結成しました。

 市貝町の消防団の中に結成されたのは、その名も「ドローン航空隊」です。

 航空隊は、ドローンを扱う国家資格を持った団員で構成され、火災や災害が発生したときに現場の状況を素早く把握できるように活動します。

 おととし(2022年)市貝町で林野火災が相次いで発生したことをきっかけに航空隊が発足し、消防団としてドローンを導入するのは県内で初めてです。

 市貝町役場で20日に行われた発足式では、ドローン航空隊の隊員4人に消防団の団長から辞令が手渡されました。

 隊員たちは去年(2023年)の11月からドローンの訓練を始めたということです。

 導入されたドローンは雨や風に強く、高画質カメラや温度を感知するカメラも備えているため、広範囲に及ぶ火災現場や行方不明者の捜索などでの活躍が期待されます。

 ドローン航空隊は、今年(2024年)4月から本格的に活動を開始します。

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