中国初の海洋加熱採取プラットフォーム、原油日産量千立方m超え

中国初の海洋加熱採取プラットフォーム、原油日産量千立方m超え

17日、渤海中部海域に位置する南堡35-2油田WHPB。(天津=新華社配信)

  【新華社天津2月21日】中国石油大手、中国海洋石油集団(CNOOC)の天津分公司は19日、中国初の海洋加熱採取プラットフォーム南堡35-2油田WHPB(坑口プラットフォームB)の原油日産量が千立方メートルを超え、開発・建設以来19年間で最高水準に達したと発表した。

中国初の海洋加熱採取プラットフォーム、原油日産量千立方m超え

17日、渤海中部海域に位置する南堡35-2油田WHPB。(天津=新華社配信)

 南堡35-2油田は渤海中部海域に位置し、重質油を中心とする油層を持つ。中国海洋石油集団は2008年から、高温加熱を通じて重質油の流動性を改善することで回収効率を高める「重質油加熱採取」開発モデルを試すため、同油田で多層熱流体法(ハフアンドパフ、1本の坑井でCO2圧入から生産までを実施する手法)試験区の開拓を模索してきた。10年以上の模索を経て、同油田の重質油回収率は10%向上した。(記者/梁姊、王井懐)

中国初の海洋加熱採取プラットフォーム、原油日産量千立方m超え

17日、南堡35-2油田WHPBで作業する従業員。(天津=新華社配信)

中国初の海洋加熱採取プラットフォーム、原油日産量千立方m超え

17日、南堡35-2油田WHPBで作業する従業員。(天津=新華社配信)

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