元祖・山の神、今井正人(南相馬市出身)が現役引退発表 25日にラストレース、指導者の道へ 福島

福島県南相馬市出身の今井正人選手が、現役引退を発表しました。

トヨタ自動車九州陸上競技部は21日、今井正人選手が25日の「第107回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走」を最後に、競技生活を引退すると発表しました。「これまで応援していただきました皆さまへの感謝の想いと共に競技人生の集大成としてレースに臨みます」とコメントしています。

今井選手は南相馬市出身の39歳。原町高校3年の時には市町村対抗の「ふくしま駅伝」で58人抜きを達成し、名門・順天堂大学に進むと、箱根駅伝では「元祖・山の神」としてその名を轟かせました。

去年、パリオリンピックのマラソン代表選考会「MGC」に出場しましたが、制限時間を超えて失格となり、目標としていたオリンピック出場はかないませんでした。

引退後は、指導者として後進の育成にあたる予定だということです。

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