選手ランキングTOP100の1位は? アクーニャ派とベッツ派が激論

毎年恒例のMLBネットワークによる選手ランキングTOP100は、すでに100位から11位までの発表を終え、日本時間2月22日にはTOP10が発表される予定となっている。ランキングの発表が開始された2013年からの9年間のうち8度はマイク・トラウト(エンゼルス)が1位となり、2015年のみクレイトン・カーショウ(ドジャース)が1位に。2022年からは大谷翔平(ドジャース)がトラウトから1位の座を引き継いだ。今年は誰が1位に選ばれるのだろうか。MLB公式サイトの5人の記者が激論を交わしている。

今年のランキングでは新たなナンバーワンが誕生する可能性が高い。トラウトは相次ぐ故障によって稼働率が低下しており、カーショウも同様の状況。大谷は自身2度目となる満票MVPに輝いたばかりだが、右ひじの手術のリハビリで今季は二刀流でのプレーが不可能であるため、残念ながら3連覇は難しいとみられている。

MLB公式サイトでは、5人の記者のうち3人が1位をロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)と予想。デービッド・アドラー記者は「必要以上に考えすぎる必要はない。アクーニャJr.は昨季、41本塁打&73盗塁を記録した。昨季は『アクーニャJr.の年』だったんだ。彼がトップでなければならない」と主張している。

サラ・ラングス記者は「アクーニャJr.は昨季、素晴らしい成績を残したが、データ上では運が悪かったことが示されている。彼の打球の質から考えれば、もっと成績が良くてもおかしくなかった。つまり、さらに成績を伸ばす可能性がある」と指摘。マイク・ペトリエロ記者も「アクーニャJr.は昨季、三振率を大幅に改善した一方で、パワーの減退は見られなかった。まだ26歳であり、昨季がピークにならず、今季は昨季以上の成績を残すかもしれない」とアクーニャJr.の伸びしろを選考理由に挙げた。

ムーキー・ベッツ(ドジャース)を選んだウィル・レイッチ記者は「昨季のナ・リーグMVPはアクーニャJr.とベッツのどちらを選んでも正解だった。ベッツは今季、外野から内野に戻る。オールドスクールな野球選手をよく体現している選手だ。それと同時に、先進的な指標でも好成績を残している。彼はなんでもできるんだ」と主張。アンドリュー・サイモン記者は「彼は毎年トップクラスのWARを記録している。二塁手があれだけ打てることは大きなアドバンテージになる」とアクーニャJr.との守備負担の違いからベッツを選んだようだ。

ちなみに、大谷はアクーニャJr.派の3人が5位と予想。ベッツ派の2人はTOP5の予想に大谷の名前を含めなかった。

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