“スタントマンいらず”“自作アウターを全員に配布”櫻井翔の『新空港占拠』ロケ現場を目撃

2月上旬、都内の某スタジオからスタジャン姿で出てきた櫻井翔(42)。周囲に笑顔を振りまき、一礼してから車に乗り込んでいった。

「この日は朝からドラマ『新空港占拠』(日本テレビ系)の撮影でした。本作は昨年1月クールで放送された『大病院占拠』の続編で、実は櫻井さん主演の連続ドラマがシリーズ化するのはこれが初めてです」(制作関係者)

櫻井といえばニュースキャスターや音楽特番の司会を如才なくこなすなど真面目な印象があるが、ドラマの撮影でも責任感の強さを見せているという。

「アクションシーンが多い作品なのですが、アクション担当者と綿密に話を重ね、積極的に教わって、できるだけ自分で演じようとしている姿勢は好感が持てますね。万が一があってはいけないので、彼と背格好が似ているスタントマンも一応用意していますが、基本的には櫻井さん自身が演じることがほとんどです」(前出・制作関係者)

前作から心境の変化もあったそうだ。

「『大病院占拠』の放送後に旧ジャニーズ事務所の問題が取り沙汰された影響もあるのか、櫻井さんは前作の撮影のときよりも、かなりフレンドリーになった印象です。今までは『一匹狼』のイメージで、ひとりでいることが多かったのですが、最近はあまり出番のない役者にも自ら声を掛けに行ったり、積極的に意見交換をしたりしています」(前出・制作関係者)

これまで以上に共演者やスタッフへの気配りも増えたという。

「差し入れに、簡単につまめるお菓子やおかきなどを用意してくれています。寒い時期の撮影ということもあって、現場では前作で櫻井さんが自腹を切って作ったアウターをみんなで着て団結力を高めていますね。櫻井さんも『みんな、風邪ひかないようにね!』と声を掛けて回っています」(前出・制作関係者)

ドラマを盛り上げるため、撮影以外でも精力的な姿を見せている。

「以前はジャニーズということでSNSでの宣伝が難しかったですが、今は非常に協力的です。そのおかげで頻繁にSNSを更新できているので、評判も良いですね。実際、初回の視聴率は前作より高かったですし、もしかすると、このシリーズは今後も続いて櫻井さんの代表作になっていくかもしれません」(前出・制作関係者)

マルチな才能に加えて人望まで得た櫻井。次に狙っているのは何年も続くご長寿ドラマかもしれない。

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