[北京 ２１日 ロイター] - 中国外務省は２１日、ブラジルのリオデジャネイロで２１─２２日に開催される２０カ国・地域（Ｇ２０）外相会合に馬朝旭・外務次官が出席すると発表した。
王毅外相はスケジュールの都合で出席できないという。王氏は欧州を訪問中でドイツ、スペイン、フランスの指導者と会談した。
外務省の毛寧報道官が定例会見で明らかにした。
ブラジルのウェブサイトによると、今回のＧ２０会合では「人道危機と地政学的・経済的帰結を巡る世界的な懸念を引き起こしている中東情勢とロシアのウクライナ攻撃」など、さまざまな問題を協議する。
毛寧報道官は、ウクライナ戦争を議題とすることにロシアが反対している点について、Ｇ２０は国際経済協力の場であり「地政学や安全保障の問題を解決する場ではない」と発言。
「今回の外相会合が全ての関係国の団結と協力の促進に寄与し、世界経済の成長と世界の発展に貢献することを期待する」と述べた。
