鳥獣被害対策で捕獲の野生動物を食肉に 宮城・大崎市がジビエのブランド化を目指す

鳥獣被害対策で捕獲した野生動物を食肉とするジビエのブランド化を目指し、宮城県大崎市がイノシシ肉の試食会を開きました。

イノシシ肉を使ったジビエの消費拡大を図ろうと大崎市が開いた試食会には、60人余りが参加しました。

日本ジビエ振興協会の藤木徳彦代表らが1月に大崎市の施設で加工したイノシシ肉を使って、もも肉の串揚げやロース肉の包み揚げなど9品を作り参加者が試食しました。

大崎市では、イノシシによる農作物などへの被害が年間400万円以上と深刻で2023年度は前の年度の倍以上となる716頭を捕獲していて、ジビエの食材として有効活用を目指しています。

参加者「味わいがあってすごくおいしいお肉だなと思いました。生肉も扱っているので冷凍か冷蔵で肉の販売を考えております」

加工したイノシシの肉を大崎産ジビエとして、3つの道の駅で販売することにしています。

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