亀梨和也が「ゲームの名は誘拐」で主演!「覚醒しているような感覚の中でこの作品の時間を過ごさせてもらった」

KAT-TUN亀梨和也が、WOWOWで6月から放送・配信される「連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』」(日時未定、全4話)で主演を務めることが分かった。頭脳明晰(めいせき)でミステリアスな誘拐犯・佐久間駿介を演じる。

「ゲームの名は誘拐」は、2002年に刊行された東野圭吾氏の同名小説。広告代理店の敏腕プランナーである佐久間が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長に一矢報いるため、その娘と共謀して狂言誘拐をくわだてることから始まるミステリーだ。03年に一度実写映画化され、20年には本作を原案としたドラマが中国で制作されるなど、長年にわたり多くのファンを魅了してきた人気作でもある。

東野氏とWOWOWのタッグは、21年の「連続ドラマW 東野圭吾 さまよう刃」以来3年ぶり9作目。脚本は、同局で23年に放送された「連続ドラマW ギバーテイカー」を担当した小峯裕之氏が物語を紡ぐ。監督は、同じく「ギバーテイカー」や22年「連続ドラマW シャイロックの子供たち」、09年「連続ドラマW 空飛ぶタイヤ」ほか数々のWOWOWドラマを手掛けてきた鈴木浩介氏が務める。

主人公の佐久間は、画期的なアイデアと「どんな手を使ってでも必ず勝負に勝つ」という行動力を武器に、数々のクライアントを担当すし、どこかミステリアスでつかみどころがない人物。女性によくモテるが、計算高く、仕事も恋愛も“ゲーム感覚”でクリアすることに快感を覚えている。

そんな佐久間が大型プロジェクトから降板させられる。完璧に進んでいたはずの“ゲーム”から突如引きずり降ろされ、プライドを引き裂かれた佐久間は、敵である大手自動車メーカーの副社長への復讐(ふくしゅう)のため、佐久間同様に父に恨みを持つ副社長の娘と手を組み、狂言誘拐を実行。しかし、順調に滑り出したかに思われた佐久間の“誘拐ゲーム”は、予想外の展開を迎える。

WOWOWの連ドラへの出演は22年の「連続ドラマW 正体」以来約2年ぶり2度目となる亀梨は、「前回の『正体』を経て、また、このようにお話をいただけたことがとてもうれしかったです」と喜び、今作で初めてのスタッフとの出会いや、前作で関わったスタッフとの再会も楽しみにしている。

続けて「『正体』の時と同様に、準備段階からしっかりとしたコミュニケーション、熱量の中で時間が過ごせるという期待を持ち、今回のお話も受けさせていただきました。結果的に非常にやりがいのある魅力あふれる作品に参加させていただけたことに感謝しております」と、オファーを受けた際の心境を明かす。

また、「この作品のスケール感、先の読めない展開、心理戦…。あっという間に読み終えました。どのような形で映像化していくのか正直プレッシャーもありましたが、スタッフの皆さんと一丸となって撮影を終えることができました」と伝えつつ、「まだ作品の完成は見ていないのですが、登場する個性的なキャラクターの魅力や、エンターテイメント性あふれるミステリーに夢中になっていただけたらと思います」とアピール。

演じる佐久間については「僕が受け取った印象は、佐久間自身、美意識やプライドが高く、それ故の思考であり行動が存在しているのではないか、と。キャラクターを作り上げていく上で、ファッションやしぐさ、目から捉えられるような情報というものに関しては特に細かく意識しながら演じさせていただきました」と述べ、「撮影期間中、さまざまな角度のお仕事をさせていただきながら、僕自身、置かれている状況が大きく動き出すタイミングでした。振り返ると、自分としても少し覚醒しているような感覚の中で、この作品の時間を過ごさせてもらっていたなと。現場に行くとスタッフの皆さんと共に作り上げているという充実した実感の中で、細かな部分も諦めずに撮影ができたと思います。撮影を終えて約半年間時間がたっての放送にはなりますが、出来上がりを非常に楽しみにしています」と思いを口にしている。

そして、最後に「魅力あふれるストーリー、登場人物たちに身を委ねていただきながら、だましだまされ、さまざまな思考を持って楽しんでいただけたらうれしく思います。ぜひ受け取ってください」と力強いメッセージを寄せている。

佐久間と、娘を取り戻したい大企業の副社長の一進一退の攻防戦、誘拐犯である佐久間と共犯関係の娘との間で育まれるいびつで危険な恋愛模様が見どころの「ゲームの名は誘拐」。“究極の誘拐ゲーム”に参戦するキャスト陣は、順次解禁される。

© 株式会社東京ニュース通信社