山東泰山が川崎F下しACL8強、記者「バブル崩壊後の中国クラブもまだやれることを証明」

サッカーのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)は20日、各地で決勝トーナメント1回戦の第2戦を行い、中国の山東泰山はアウェーで川崎フロンターレを4-2で下し、2戦合計6-5で準々決勝進出を決めた。

サッカークラブチームのアジアナンバーワンを決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)は20日、各地で決勝トーナメント1回戦の第2戦を行い、中国のプロサッカー1部「スーパーリーグ」の山東泰山はアウェーでJ1川崎フロンターレを4-2で下し、2戦合計6-5で準々決勝進出を決めた。

ホームでの第1戦を2-3で落とした山東泰山は、8分にFWクリサン、25分にDF高准翼(ガオ・ジュンイー)がゴールを決めて2点をリード。その後、同点に追いつかれたが、73分のクリサンの得点で2戦合計5-5に追いつくと、アディショナルタイム7分にDFモライスがゴールを決め、劇的な幕切れで2016年以来のベスト8進出を決めた。

中国スポーツメディアの直播吧によると、中国の著名サッカージャーナリスト、陳永(チェン・ヨン)氏は20日夜、自身の微博(ウェイボー)アカウントを更新し、山東泰山の8強進出について、バブル崩壊後の中国スーパーリーグのクラブもまだやれることを証明したとたたえた。

中国のいくつかのクラブは2010年代に親会社の潤沢な資金を武器に海外のスター選手や名将を「爆買い」し、そうした状況は「金元足球(金満サッカー)」とも呼ばれた。代表格の広州恒大は11年から17年まで中国スーパーリーグ7連覇を果たし、13年と15年にはACLも制した。しかし20年代に入ると、資金繰りが悪化するクラブが相次ぎ、サッカーバブルは崩壊した。(翻訳・編集/柳川)

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