エイム 破産手続きを開始 負債1億1800万円

経済情報

帝国データバンク水戸支店は21日、絶縁シートなどの加工を手がけるエイム(茨城県那珂市額田南郷)が水戸地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は7日付。負債額は約1億1800万円。

同社は2003年に設立。デジタルカメラ、ビデオカメラなどの電化製品や音響機器向け絶縁シートの加工を主力とした事業を手がけ、16年2月期には年売上高約1億6700万円を計上した。だが、孫請けの形態だったことから受注単価が低く、さらに手作業の工程が多数あるため人件費もかかり、赤字が常態化していた。

新型コロナウイルス禍では、実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)も活用して経営の立て直しを模索していたものの、支えきれなくなり、事業の継続を断念した。

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