猛暑に対応した米や大豆の栽培技術研修会 宮城・石巻市

2023年の記録的な暑さで米や大豆の生育に大きな影響があったことを受け、猛暑に対応した栽培技術の研修会が宮城県石巻市で行われました。

生産者や農協の職員など約70人が出席した研修会では、2023年の猛暑によって米は粒が白くなるなどして一等米が例年よりも1割ほど低い83%にとどまったことや、大豆は乾燥によって枯れてしまう被害があったことなどが報告されました。

暑さへの対策として、米は粒が成長する登熟期に肥料を使って栄養を与えることや、田植えの時期を遅くすることが効果的であると説明されました。

大豆については、土を深く掘って根を張らせ地中深くの水分を活用することなどが紹介されました。

生産者「暑さは続いていくものだと思うので、それでも品質をなるべく低下させないように色々な勉強して作っていければいいかなと思います」

県は、今後も暑さ対策の情報共有や意見交換を行っていきたいとしています。

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