移住と起業を同時に叶えたキッチンカー移住チャレンジ!田村の人のあたたかさをエネルギーに新天地で事業を展開『竹前敬治さん、近藤拓也さん、渡邉輝さん』【福島県田村市で暮らす人々】

埼玉県、新潟県、千葉県▶️田村市

田村市キッチンカー移住チャレンジ担い手 竹前敬治さん、近藤拓也さん、渡邉輝さん


田村市には、若手の就農者や地域資源を生かして新たなビジネスを始める起業家など、自分らしい生き方を選びチャレンジしている人が集まっています。そんな田村市で現在展開されているのが、田村市に移住しキッチンカービジネスにチャレンジしたい方や、田村市の産品・魅力を発信していただける方を応援する「キッチンカー移住チャレンジ」。阿武隈高原の豊かな自然の恵みの中で生産者の方が丹精込めて作ったおいしい農作物や特産品と、自分らしいチャレンジを掛け合わせるプロジェクトです。今回はチャレンジの担い手である竹前敬治さん、近藤拓也さん、渡邉輝さんに、キッチンカー移住チャレンジに懸ける思いや移住・開業して1年の軌跡、そしてこれからについてお話を伺いました!

左から、竹前さん、近藤さん、渡邉さん

__outdoor kitchen TAKIBI\(アウトドアキッチン タキビ\)
__メニュー:ベジタブルポタージュカレー
担い手:竹前 敬治(たけまえ けいじ)さん
46歳、埼玉県から家族4人で移住。元病院の調理師。市内・県内中心に出店。

__paddy village cafe\(パディビレッジカフェ\)
__メニュー:パンケーキサンド、コーヒー
担い手:近藤拓也(こんどう たくや)さん
36歳、新潟県から家族6人で移住。元バリスタでラテアート世界大会出場を経験。市内・県内中心に出店。

__BLACK BURGER\(ブラック バーガー\)
__メニュー:ハンバーガー
担い手:渡邉 輝(わたなべ ひかる)さん
23歳、静岡県出身、千葉県から大学卒業と同時に田村市に単身移住。市内・県内のほか、県外や大型イベントに出店。

キッチンカー移住チャレンジへの思いと、思いを支え続けてくれる人たちの存在

竹前:僕は18歳から料理の世界に入り、いつか自分の店を持ちたいと考えていました。諦めかけた時期もありましたが、やりたいと思ったときにすぐできるようにと、ずっと料理の研究は続けていたんです。今46歳ですが、30代後半から移住に興味を持ち始め、キャンプが趣味なこともあり「こんな田舎がいいなあ」と調べながら、各地の移住体験ツアーにも参加していました。だから、移住と起業が同時に叶う田村市のキッチンカー移住チャレンジを知ったときは、僕のためにあるチャレンジだと思いました。自分の全てを懸けて応募に受かりたくて、最終面接では事務局の方に心配されるほど緊張しました。笑 僕は移住と起業を決めるまでに7〜8年くらい迷ったけど、輝くんは20歳そこそこで決めたのがすごいよね。

渡邉:自分は大学時代に、友人が立ち上げたサッカークラブの経営に携わったことが今につながっていますね。先に就職した地元の高校の友人たちが飲み会で「仕事が楽しくない」とぼやく姿に、「俺はこうなりたくない。それなら自分で何か仕事をやるしかない」と思ったこともきっかけです。クラブの提携パートナーとして飲食関連の仕事ができないかと考え、いろいろ探して見つけたのがキッチンカー移住チャレンジ。補助金が充実していたので、お金が無い大学生でもこれなら始められると思いました。就活もしていましたが全ての内定を辞退し、キッチンカーの仕事を始めました。

近藤:僕の場合は「移住したい」という希望が先にありました。新潟ではマンションに住んでいましたが、4人の賑やかな子どもたちに「静かにしないとだめだよ」といつも言わなければいけないなど、生活にストレスを感じていました。家族みんなの環境が変わることを考慮してお隣の福島県に決めましたが、住む地区を絞る中で「仕事どうしよう」という悩みに直面して。そんな時にキッチンカー移住チャレンジを見つけ、これしかないと思いました。家族であぶくま洞秋祭りに行ってみたらすごい行列ができていて、「こんなに人が来るポテンシャルを持つ地域なら、新しく事業を始めても人が来てくれるだろう」と見通しを持つことができました。

出店中の近藤さん。あぶくま洞お隣りの天地人橋から見た山々の景色に癒され「こんなところに住みたい」と思ったという。「次女が書いた『パパのキッチンカーについて』という作文がコンクールで特賞だったんです」と子煩悩なパパ

近藤:それでも妻や妻の両親からは「なぜ田村市なの?稼げると考えている理由は?」と反対されました。僕は新潟にいた時に体調を崩しバリスタの仕事を辞めざるを得ず、その後、別の仕事に就いたものの「何をしたいんだろう、コーヒー屋に戻りたい」と悩んでいたんです。そうした経緯もあり、田村市を選ぶ理由も説明した上で、最終的には「家族で楽しく過ごせるならそれがいいのかな」と折れてくれました。

竹前:僕も本当にこの移住と起業が家族にとって良いのか、とても悩みました。でも息子が「パパは料理上手だから店を出してほしい。失敗してもいいからチャレンジしてほしいって僕がサッカーしてる時に言ってたじゃん」と声をかけてくれて。妻も「あなたならいつかやると思っていた。今やらないと、もうチャンスは無いんじゃないの?」と背中を押してくれました。妻は僕が全幅の信頼を寄せている1番の協力者。「勝算が無いと難しいからしっかり計画を立てて」「家族との時間も取って」など、具体的で冷静なアドバイスをくれました。

渡邉:自分はお盆や年末年始に、田村市から地元の静岡に戻り出店しました。家族や知り合いが来てくれたのがとても嬉しかったし、療養していた祖父が、亡くなる2日前に僕のハンバーガーを食べることができたんですよね。それから静岡に住んでいた彼女が、今度田村市に移住してくるんです。静岡で勤めていたのに辞めて、県内で就職先を見つけて内定を取って…。自分より彼女の方がずっとすごいなと思っています。

なぜその商材を選んだのか。出店スタイルにも「やりたいこと」が大きく反映

渡邉:自分たち3人は商材と出店スタイルがそれぞれ違います。出店については、竹前さんと近藤さんが地域密着、自分はフェスや大型イベントがメイン。大型イベントでは大学時代の仲間数人とオペレーションすることもあるので、ハンバーガーを商材として選びました。自分は2人と違って料理人ではないし、ハンバーガーは決められたやり方をすれば誰でも同じ味を作ることができますから。加えて、メニューの値段設定に見合う商品を提供することも重視しています。すごいなと思うキッチンカーは、1人でやろうとしていないのはもちろん、質が高いまま提供スピードも早いので、ひけを取らないようにしたいですね。

竹前:輝くんはサッカー経験者だから、チームで動く・回すという点に目が向くんだね。僕の場合、嫌いな人がいないという理由からカレーを選びました。和風や欧風といった創作のバリエーションも豊かだしカスタマイズもしやすい。「竹前が作るカレーはこう」と、お客さんに認知してもらえたら嬉しいですね。事前の仕込みで9割を作り終えられるので出店時の提供も早く、回転率の面でも良い商材。お米は出店中に炊きながら提供しています。30合炊きで24〜5人前をまかなえますが、イベントによっては3〜4回転炊くこともあります。

田村市産の食材をふんだんに使用した創作カレーを提供する竹前さん。「来てくださるお客さんの目を見てそらさないことも、僕のこだわりです」

近藤:炊飯しながらの出店はオペレーションが大変ですよね。僕はカレーかハンバーガーを商材にしようと考えていたら、すでにやる方がいらっしゃると聞いて。笑 事務局の方から「スイーツ系はどうでしょう?コーヒーも入れられるし」とご提案いただき、結果パンケーキになりました。パンケーキを作りたいというよりコーヒーを出したかったので、商材としてはコーヒーを選んだという感覚。嗜好品なこともあり、実は出店でのリピート率はパンケーキよりもコーヒーの方が高いです。

キッチンカーを開業して1年、日々さまざまな難しさにぶち当たりながらも絶対に歩みは止めない

渡邉:大型イベントに出続ける中で、特有の難しさを感じています。ハンバーガーって一見売れそうですけど、実際は出店しないと分からないんです。ベトナムフェスではパクチーをはさんでみたものの、フォーなどの定番ベトナム料理が食べたくて来ている人ばかりなので、フェス自体は盛り上がっているのに全然売れなかった。それに1個でお腹いっぱいになっちゃうから、食べ歩きを楽しむイベントとは商材の相性がよくないと感じています。

渡邉:料理のプロではない、しかも社会人になったばかりの自分がこの仕事をするあたって大事にしているのは、大型イベントにいつも出店しているようなキッチンカーを観察し、いいなと思ったアイデアはすぐに実践すること。什器の並べ方、予備資材や備品の準備、営業や広報の言葉選びなど、いろいろ。まずやってみて「これはうちに合ってるか?」を振り返り、違うと思ったら「じゃあこっちをやってみようかな?」と、何度もトライ&エラーを繰り返し仕事の方向性を見定めていっています。

出店中の渡邉さん。ベースのメニュー表はあるが、夏祭りならポテトやからあげをメインにするなど、イベントごとに臨機応変に。スタイリッシュなハンバーガーの写真は仲間と協力して撮影したものだ

渡邉:大型イベントは夏の開催が多く、県内ではアクアマリンふくしまや猪苗代湖、県外では青森や東京、横浜に静岡など、この1年はとにかく市外や県外に遠征しました。関東のイベントでは、電車で来られる方が多いのでお酒OKのイベントなら提供してみたり、お客さんがSNSで拡散してくれることが多かったり…といったことも経験できました。大変なのは仕込みです。バンズや肉、ポテトといった食材は冷凍可能ですが、1日300〜400食出るようなイベントに3日連続出店した時は、もう何千食分を事前に仕込んだか分からないくらい。大型イベントだと、売れない場合の食材ロスも多いんですよね。

竹前:ロスは悔しさの量だよね。準備しすぎれば食材ロスになり、かといって少なければ機会ロスになることもある。

渡邉:ありましたね、雨に弱気になって持参する食材を控えめにしたら、めちゃくちゃ人が来て早々に売り切れてしまって。それからは食材を少し多めに持参していますが、解凍したら再冷凍できないので、ギャンブルみたいだなと感じます。笑 近藤さんは果物含め、冷凍食材は一切使っていないんですよね?

近藤:そう、新鮮な食材を食べていただきたいから、農家さんからも少しずついただくようにしています。僕の場合、商材やイベント特性、地域性など「分からない」がたくさんあったことが、事業の難しさにつながっていたと感じます。機会ロスも経験しましたね。パンケーキの場合、夏は特に日持ちしないので、出店前日か前々日に焼きますが、出店後の片付けや育児をしていると、焼く作業が夜中からになることも。それで100個分焼いて60個分売れ残った日にはもう、「このロスが事前に予測できていれば、睡眠も取れたし経費もかからなかったのに」と悔しくなりますよね。

竹前:仕込み開始が夜中12時は僕もザラ。でも仕込まないと翌日の出店の食材が無いから、やるしかないんだよね。ロスとも向き合って本当に大変だけど、子どもとのコミュニケーションの時間が仕事の苦しさを忘れさせてくれます。息子がスポ少でサッカーをしていて、送迎したり一緒にサッカーしたりしているんです。

近藤:僕もバスケが好きなので息抜きにやりますね。あとは子ども達の顔を見るだけで癒されます。

渡邉:大量の仕込みや遠征の疲労は生半可ではありませんが、竹前さんに誘ってもらいサッカーをするのが楽しいです。仕事は大変だけど不満は少ないから、やりたいことができているってことかなと思ってます。

竹前:うん、僕も不満は少ない。家族は一緒にいる時間が減った不満をちょっと感じていそうですが、この仕事に賛同してくれています。

確実に歩み続けることでファンが増える。ハプニングは「どうにかする」マインドで乗り切れ

竹前:リピーターさんの存在は励みです。あと嬉しいのは「私の友達がおいしいって言ってくれたから」「TAKIBIのカレーがおいしいってラジオで聞いたから」という、自分の知らないところで口コミが回りまわって、お客さんが来てくださること!リピーターさんやすでに食べた方が、広告塔になってくださっているんですよね。

近藤:「さっきお土産でもらって嬉しかったから」という方や、ご家族の分もとたくさん買ってくださる方もいます。コーヒーやカフェラテのリピーターさんから「おいしいから来てるんだよ」と言ってもらえるのが嬉しいですね。

渡邉:福島大学に2ヶ月ぶりに出店したとき、SNSに出したスケジュールを事前にチェックして来てくれた学生さんがいました。単価が高いから決して学生さん向きではないのに、ハンバーガーを食べるために財布をやりくりしてくれたんだなと思って嬉しくなりましたね。2日間の出店で両日とも来てくださる方や、いわきなど特定の地域に行くときには絶対に来てくれるお客さんもいらっしゃいます。

近藤:出店先に家族が来てくれることもよくあります。食べに来るというより、忘れ物を届けに来てもらうのがメインですが…。

竹前:僕も出店開始したばかりなのにガスが無くなってしまい、妻にガスボンベの予備を持ってきてもらったことがあります。「何考えてるの!?滝根から福島市まで1時間半もかかるんだよ!?」と妻に言われて…。少しだけ残っていたガスで何とか妻の到着まで乗り切りましたが、あれは青ざめましたね。もし間に合わなかったら、冷めてるのでテイクアウト限定という案内にして、販売しようって考えてた。

渡邉:出店が始まっちゃったら、なんとかするしかないですもんね。自分はバンズを忘れたことがあります…1回フリーズしましたよ。郡山市の出店で、たまたま知り合いが食べに来てくれていて、大越のパン屋さんまで取りに行ってほしいと頼みました。パン屋さんにご連絡したら「用意しとくよ」と快く言ってくださって…。もしダメだったら、ポテトをメインに、サブで持参していたからあげやナッツを出そうかなと考えていました。

田村の人はあったかい。仕入れ先の農家さんやお客さんからの応援は大きなエネルギー!

渡邉:これは3人共通だと思うんですが、田村の人はあったかいなって思います。農家さんのところに野菜を仕入れに行くと、温かいコーヒーを用意して待っていてくださるんですよ。市役所に出店すれば庁舎から職員の方が買いに出てきてくださり、わざわざ出店場所を確認して来てくださるお客さんもいて、歓迎ムードや応援の気持ちを感じます。仕入れ先のパン屋さんに行った時なんかは、ちょうどクリスマスだったこともあって「ケーキ食べる?あるよ!」と声をかけてくださって、そのまま店内でいただきました。とってもフレンドリーなんです。

渡邉さんのチーズバーガー。竹炭入りのブラックバンズは田村市大越地区のパン屋さんから、肉と野菜も田村市で仕入れ、地域の魅力が詰まったバーガーだ。注文してから待つ間、食欲をそそる香りと共に、渡邉さんとのおしゃべりも楽しめる

近藤:仕入れ先の農家さんのところには子どもと行くことも多いのですが、例えばいちご農家さんで収穫の最盛期だったら、「いちご食べて行ってもいいですよ!」と仰ってくださることもあるんです。いちご狩りができて子どももすごく喜ぶし、野菜もたくさんいただいて、家族が多いからとても助かり、嬉しい気持ちになります。

近藤:子どもたちも今ではすっかり田村市での生活になじみました。13歳の長女は中学に上がるタイミングで転入したので心配していたのですが、田村市に来て2日目には友達ができました。近所に住む、長女と同い年の女の子たちが「一緒に遊ぼう」と家まで誘いに来てくれたんですよね。小学校の先生が「中学から同級生になる子がいるから、遊びに行ってあげたら?」とその子たちに声をかけてくれ、実際に来てくれたらしくて。なんていい子たちなんだと涙が出そうでした。長女の中学校の校長先生が「娘さんに誘われたから買いにきました」と来てくださったこともあります。

竹前:仕入れの時は仕事モードに入ってしまうので、子どもは妻にお願いして1人で行っていますね。息子の小学校でたまにお弁当の日があって、そういう時はカレーを入れてあげることもあります。「いいなぁ〜」とクラスメイトが言ってくれて、その後の出店でクラスメイトやその親御さんが来てくれることもあります。子どもの力って大きいなあと思います。

竹前:田村市での暮らしは、自然も楽しいですよね。すぐそこに生き物がいるから、じゃあ飼ってみようかなって思うんです。うちはカエルを飼いましたよ。

近藤:ハクビシンやキジを普通に見かけますよね。カナチョロ(カナヘビ)がたくさんいて、次女が「かわいい」と飼っていた時期がありましたよ。僕はエサになるハエを捕まえる係でした。

渡邉:自分はタヌキの遭遇率が高かったかな。あとは、一度道路に飛び出してきた猫が引き返していて、こいつ頭いいなって思いました。笑

ぶらさない自分の軸を胸に、これからもワクワクするチャレンジを

渡邉:自分はお客さんとのおしゃべりが好きで、得意です。おしゃべりするためにハンバーガーを買いに来てくださるお客さんもいるくらい。英語は話せないけど、海外の方ともジェスチャーや雰囲気でコミュニケーションします。自分自身が売り物であり、一番の武器。ハンバーガーだけでなく、自分というキャラクターを売っています。今後は大型イベントに常に出るようにしたいです。今は自分からエントリーしてるけど、みんなが知っているようなサマソニやフジロックといったイベントに呼ばれ、いつもいるようなキッチンカーになりたい。新規参入はかなりハードルが高いので、お客さんだけでなくイベント運営をされている方にも、自分をアピールし知っていただけるよう努めています。

近藤:固定のお店とキッチンカー、両方を展開できないかなと考えることがあります。でも経費は倍だし人が足りない。もし信頼できるバリスタに出会えたら、さらにブランド力を高めて2店舗展開が可能かもしれないと思っています。もし固定店を出すならコーヒーを中心に据えたランチメニューを出したいですね。

田村市では世界大会に出場したバリスタのラテアートを楽しめる。「近藤さんがすごいのは、コーヒーやカフェラテで売りたいと言っているけれど、パンケーキもすごくおいしいこと」と竹前さん

近藤:今後もコーヒーで何かしたい、カフェラテを売りたいという思いが強いです。ラテアートの世界大会にもまた挑戦してみたいし、「ラテアートを見るなら田村市に行かなきゃ!」とコーヒーに関わる方に思っていただきたい。バリスタという職業も認知されてほしいですね。コンサートの公式ドリンクの監修にも興味があるので、コーヒー好きのアーティストの方とつながってみたいです。

竹前:僕は料理で自分を表現しています。今までの人生もそうやって生きてきて、「これを食べてくれ!」と思いながら作っているし、「竹前さんのカレーは食べると人柄が見えるね」と言われます。だから料理には絶対に手を抜かないというのが、僕のぶらさない軸です。今後は遠くの方にも食べていただきたいので、「田村市の野菜を使ったカレー」としてレトルトや瓶詰めなどにして、全国どこでも食べられるようにしたいです。これまで東京や埼玉に住んできましたが、そこでご縁をいただいてきた皆さんにも食べてほしいんです。そして田村市は起業の背中を押してくれた第2の故郷ですから、恩返しという意味でも6次産業化商品開発にチャレンジしてみたいですね。

竹前さんの豚かしら煮込みスパイスカリーは、隠し味の味噌や高菜がアクセントの創作和風カレー。「竹前さんのカレーが大好き。同じイベントに出店したり移動途中で見かけたりすると必ず買います」と渡邉さん

竹前さんはカレーによく合う甘酒ラッシーも開発。田村市の農家さんのいちごをたっぷりと使ったいちご甘酒ラッシーはさっぱりした味わいとかわいらしさが特徴。料理で自分を表現するという竹前さんは、シェフでありアーティストだ

竹前さん、近藤さん、渡邉さんのキッチンカーも登場する福島県のおいしいものが楽しめるグルメイベント「KITCHENCAR PARK-ABUKUMA うんめぇFES」は、2024年3月20日(水・祝)開催です。心とお腹を満たしに、ぜひ田村市に来てくださいね!

outdoor kitchen TAKIBI(アウトドアキッチン タキビ)

Instagram:https://www.instagram.com/outdoor_kitchen_takibi

paddy village cafe(パディビレッジカフェ)

Instagram:https://www.instagram.com/paddyvillagecafe/

BLACK BURGER(ブラック バーガー)

Instagram:https://www.instagram.com/black.burger.jp/

※出店日時・出店場所は、各キッチンカーのInstagramをご覧ください。


この記事を読んで田村市での生活に興味を持った方、移住を検討している方は、お気軽にたむら移住相談室へご相談ください。

たむら移住相談室

Web:https://tamura-ijyu.jp/
電話:050-5526-4583
メール:contact@tamura-ijyu.jp
※たむら移住相談室は株式会社ジェイアール東日本企画と(一社)Switchが共同で運営しております。

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