大阪「東洋陶磁美術館」が一新、全面ガラス張りカフェも誕生

大阪の都心部に広がる緑と水の空間「中之島公園」内にある「大阪市立東洋陶磁美術館」(大阪市北区)。2022年2月からエントランスホールの増改築工事がおこなわれていたが、いよいよ2024年4月12日にリニューアルオープンする。

リニューアルした「大阪市立東洋陶磁美術館」のエントランス・階段(C)岡本公二

1982年に誕生した同館は、世界的に有名な「安宅コレクション」を住友グループ21社から寄贈されたことを記念して大阪市が設立。寄贈された中国・韓国陶磁を中心に、収集した日本陶磁のなども所蔵し、東洋陶磁のコレクションとして世界第一級の質と量を誇る。このなかには、2件の国宝と13件の重要文化財が含まれている。

新エントランスは高さ約7mのガラスに囲まれた開放感たっぷりの空間で、中之島公園との一体感を演出。四隅には柱がなく、中央にある曲面のコンクリート壁が薄い屋根を支えたユニークなデザインに仕上がっている。

新しくオープンするカフェのカウンター。外には大阪市中央公会堂が見える(C)岡本公二

また、都会のオアシスとしてくつろげるカフェが誕生。全面ガラス&ホワイトを基調とした店内は、「大阪市中央公会堂」や「堂島川」を見渡せる明るさと開放感あふれる空間に。美術鑑賞のあとのほっと一息にピッタリだ。

開館時間は朝9時30分~夕方5時(入館は夕方4時30分まで)。定休日は月曜、年末年始、展示替え期間。

「大阪市立東洋陶磁美術館」

住所:大阪市北区中之島1-1-26
時間:9:30~17:00 ※入館は16:30まで
料金:一般1400円、大高生700円 ※中学生以下無料
電話:06-6223-0055

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