公立高校入試 「理科」で出題ミス 全員正解扱いに 千葉

公立高校入試 「理科」で出題ミス 全員正解扱いに 千葉

 2月20日から21日にかけて行われた、千葉県内の公立高校入試の理科の問題1問で、出題ミスがありました。
 千葉県教育委員会は、受検者全員を正解扱いにすることにしています。

 県教育庁によりますと、ミスがあったのは理科の検査のうち、金属を熱する実験をした場合の金属や酸素の質量について問う問題のなかの1つの設問で、答えを導き出すのに必要な条件の記述が問題文になかったということです。

 理科の検査は21日の1時間目に実施されていて、理科の試験後にミスに気付いた県立銚子高校からの連絡で判明しました。

 これを受け県教委は、この問題に配点されていた3点を理科の受検者に加点し、全員を正解扱いにすることにしました。

 受検者に対しては、中学校を通じて事情を説明し、県教委のホームページでも周知する方針です。

 県教育庁は、ミスの原因について「問題の実験で生じる物質の精査が不足していた」とし、「準備をしてきた受検者に迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝しています。

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