【横須賀市】米海軍基地のPFOS問題で市長が防衛大臣・駐日米国大使へ要望書を手交

米海軍横須賀基地の排水処理場から人体に有害な有機フッ素化合物「PFOS」が排出された問題に関連して、横須賀市の上地克明市長は2024年2月20日(火)に防衛省と在日米国大使館を訪問し、木原稔防衛大臣とラーム・エマニュエル駐日米国大使宛ての要望書を手渡した。

PFOSについて

有機フッ素化合物である「ペルフルオロオクタンスルホン酸」の略称。環境中で分解されにくく、高い蓄積性があることから、国内外において製造、使用等が規制されている。

米海軍側がサンプリング調査の結果を公表しておらず、またPFOSを除去するフィルターの稼働状態が明らかになっていないことなどから、要望書では以下の事項について、政府の責任として米側へしっかりと求めるよう要望する旨が記された。

1. 令和5年(2023年)1月実施分以降の粒状活性炭フィルター通過前後のサンプリング分析結果の数値について速やかに情報提供すること 2. 米側の管理権に基づき、米海軍横須賀基地へ立入りを認め、市独自のサンプリングが実施できるようにすること 3. 原因究明を図り、情報提供を行うこと 4. 日本環境管理基準(JEGS)の改定について、協議を加速すること

問い合わせ

横須賀市 市長室国際交流・基地政策課

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