ランクルやLX600…計3万台超リコール 2024年2月21日届出、対象車種と型式一覧

トランスミッションの改善カ所(国交省HP引用)

 自動変速機(トランスミッション)や車両周囲確認を補助するモニター(パノラミックビューモニター)に不具合があるとして、トヨタ自動車は2月21日、「ランドクルーザー」やレクサス「LX600」など3車種の計3万2948台のリコールを国交省に届け出た。事故の報告はないという。

 トランスミッションの不具合は、多板クラッチのディスク形状、駆動伝達に関する制御の検討が不十分なため、ニュートラルレンジにシフトした際にクラッチが切り離されないものがあるという。そのため、駆動力が伝達され、ブレーキペダルを踏んでいないと車両が動き出す恐れがある。パノラミックビューモニターの不具合は、制御プログラムが不適切なためカメラ映像が映らず、車両周辺が確認できないことがある。そのため、保安基準第 44条(後写鏡等の基準)に適合しない恐れがある。

 トランスミッション不具合の対象車種はトヨタの「ランドクルーザー」、レクサスの「LX600」で、パノラミックビューモニター不具合の対象車種は「LX600」の一部とトヨタの「カローラクロス」。型式や車体番号は以下の通り。

※備考の①はトランスミッションの不具合。②はパノラミックビューモニターの不具合。

 問い合わせは、トヨタお客様相談センター(電話:0800-700-7700)、レクサスインフォメーションデスク(電話:0800-500-5577)。

© 株式会社福井新聞社