プロ野球ファームリーグ開幕控え「くふうハヤテ」スタジアム駐車場“土日・祝日は有料化”で調整(静岡市)

3月の開幕を控えたプロ野球ファームリーグの「くふうハヤテベンチャーズ静岡」。公式戦のある土日・祝日は、「ちゅ~るスタジアム清水」の駐車場を有料とすることで調整していることがわかりました。開幕を前に、周辺の受け入れ体制は整っているのでしょうか。

「ちゅ~るスタジアム清水」は「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の本拠地として利用されています。23日からオープン戦も始まり、3月15日にはいよいよ開幕を迎えます。

静岡市は、ホームで行う公式戦の来場者予測を、平均700人から800人と見込んでいます。さらに、開幕3連戦の土日については、1日あたり4000人から5000人の来場を想定しています。

「ちゅ~るスタジアム清水」の駐車場は、臨時駐車場と合わせても約600台。公共交通機関としてはバスがありますが、JR清水駅から球場の最寄りのバス停へは1時間に1本程度しか運行されていません。観客を迎える態勢としては十分とは言えない状況です。開幕が迫るなか、静岡市と球団は、公式戦のある土日は周辺の事業所の駐車場を借りるなどの対策を進めています。

その一つでもある清水厚生病院では、約120台の駐車場を貸し出すことになっています。他の事業所にも協力を得て球場周辺で400台の確保をしています。

さらに球場から歩いて10分程度の寺では…

(一乗寺 丹羽 崇元 住職)

「球場の真下に位置するお寺ですので、いざとなったら補助の補助くらいの臨時の駐車場として開放したいなと思います。止め方にもよるけど40~50台ならすんなりはいるかなと思います」

いままでも地域のイベントなどに駐車場を貸していましたが、周辺が盛り上がるためにはできることはしたいと話します。

(一乗寺 丹羽 崇元 住職)

「なかなか得難いご縁ありがたい機会なので、お寺としても協力できる事はしていきたい」

周辺住民からの協力も得て開幕を迎えようとしています。

一方、関係者によると、現在「ちゅ~るスタジアム清水」の駐車場は終日無料ですが、公式戦のある土曜・日曜祝日に限り、駐車場を1台1000円とする検討が進められているということです。周辺道路の混雑が予想されることから、公共交通機関での来場を促すためとみられます。

「くふうハヤテ」は23日に予定している「オイシックス新潟」とのオープン戦で、試験的に駐車場を有料とすることを発表しています

開幕まで1か月をきるなか、周辺環境の課題解決に向け、少しずつですが準備が進められています。

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