ジョシュ・ジョンソン、最新ALをCDリリース

グラミー賞2024でオルタナティブ・ジャズ部門を受賞し話題になったミシェル・ンデゲオチェロの『The Omnichord Real Book』をプロデュースしたジョシュ・ジョンソンの最新アルバムがCDリリースされる。

ジョシュ・ジョンソンはサックス奏者、作曲家、マルチ・インストゥルメンタリスト、グラミー賞受賞プロデューサー。ソロ・デビュー作『Freedom Exercise』は、ローリング・ストーン誌の「Best Music of 2020」とBandcampの「Best Jazz Albums of 2020」で紹介され、Pitchforkはこのレコードを「素晴らしく、大胆にメロディック」と評し、PostGenreは「ソングライティングの驚異」と賞賛したことで知られている。

ジョンソンは、ジェフ・パーカー、マカヤ・マクレイヴン、ネイト・マーセロー、マーキス・ヒル、キーファーなど、現代音楽界で最も革新的なアーティストたちとのコラボレーションの常連だ。特にパーカーの2022年のレコード『Mondays at the Enfield Tennis Academy』は広く評価されており、ジョンソンは長年のカルテットの一員としてサックスとエフェクトを担当している。これはジョンソンにスポットを当てたパーカーの一連のレコードの中で最も新しいもので、後者は2016年の『The New Breed』と2020年の『Suite for Max Brown』にもサックスとシンセを提供した。

2018年から2022年にかけて、ジョンソンはソウル・シンガー、レオン・ブリッジスの音楽監督を務め、キーボードとサックスも担当した。ブリッジス在籍中、ジョンソンはヨーロッパ、北米、アジア、オーストラリア全土で公演を行い、ハリウッド・ボウル、グラストンベリー、シドニー・オペラハウスで公演を行った。ネイト・ウォルコット(ブライト・アイズ)と共に、ジョンソンはブリッジズの楽曲14曲をアレンジし、ロンドンのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との共演を実現させた。

また、ハリー・スタイルズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ムーンチャイルド、ブロークン・ベルズ、マイリー・サイラス、ルイス・コール、カルロス・ニーニョなど、幅広いアーティストのレコードで聴くことができる。

■原 雅明 ringsプロデューサー コメント

ジョシュ・ジョンソンのソロ・デビュー作『Freedom Exercise』は少しずつ、しかし着実にリスナーの心を捉えていった。彼はゆっくりとしたペースで本質的なことをやり遂げる。グラミーを受賞したミシェル・ンデゲオチェロ『The Omnichord Real Book』のプロデュースで脚光を浴びる中で届けられた本作は、作曲と演奏を研ぎ澄ませ、よりピュアな音楽性が表出されている。ここに刻まれたサックスも電子音も、紛れもなく彼のサウンドであることを証明している。アンビエント・ジャズ、敢えてそう形容したくなる、繊細で美しく、オリジナルな、間違いなく彼の代表作となるアルバムの誕生だ。

『Unusual Object』

2024年4月24日
rings RINC122 3,080円(税込)

01. Who Happens If 02. Marvis
03. Telling You
04. Quince
05. Deep Dark
06. Jeanette
07. Reddish
08. Sterling
09. Local City Of Industry 10. Free Mechanical
11. All Alone
+
12. Bonus Track追加予定

◆ジョシュ・ジョンソン Instagram

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