武装した工作員の襲撃を想定 広島県警と陸上自衛隊が共同で訓練

広島県内に武装した工作員が侵入した事態を想定して、広島県警察と陸上自衛隊が共同訓練をしました。

訓練には、広島県警の機動隊と陸上自衛隊の隊員の、あわせて約100人が参加しました。警察だけでは対処が難しい時に、総理大臣の指示で「治安出動」が命じられ、自衛隊も対処する事態を想定しています。

訓練では、武装した工作員が県内に侵入したという通報があり、道路で検問を実施していたところ、検問所が襲撃されたという想定で行われました。訓練は非公開でしたが、警察と自衛隊の連携や情報共有の仕方などを確認することが目的だということです。

広島県警察本部 警備部 機動隊 柳原克良 中隊長「お互いで動きを交えて訓練できるのはいい機会ですので、本日の訓練を有意義なものにして、相互の連携を深めていきたいと考えています」

広島県警察と自衛隊は、今後も有事に備えた訓練を重ねていきたいとしています。

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