重友さん 継続の大切さ伝える 岡山・南輝小 児童と運動通じ交流

重友さん(左端)と一緒に走って交流する児童

 2012年ロンドン五輪女子マラソン代表の重友梨佐さん(36)=備前市出身=を招いた交流会が20日、岡山市南区南輝の南輝小であり、5年生78人が継続の大切さを学んだ。

 重友さんは、自分の可能性を広げるキーワードとして「自分を知る」「続ける」「変化を見逃さない」の三つを挙げた。苦手な筋トレを頑張った経験を踏まえ「苦しさや困難を乗り越えると最高の喜びが待っている」と強調した。

 運動を通した触れ合いもあり、足の中央を意識して地面を蹴るなど走り方について助言。重友さんの走りに挑戦する5分間走では、希望した約30人が懸命に食らいついた。

 男子児童(11)は「重友さんが笑顔で走っていたのが印象に残った。アドバイスを実践して速く走れるようになりたい」と話した。

 岡山市の「トップアスリート交流促進事業」の一環。

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