当せん者が換金に来なかった宝くじの「当せん金」はどこへ消えるの? 「換金期限」はどのくらい?

当選金の支払期日は支払い開始日から1年

宝くじの当選券と現金を換金したくても、忙しいときにはなかなか販売店に足を運べない人もいるのではないでしょうか。当選券は時効があるため、期限内に換金しなければなりません。換金の期限は、当選券に記載されています。

・宝くじの種類によって支払い開始日が異なる

支払期限の開始日は支払開始日から1年間であるため、普段忙しい人でも時間が空いたときに換金に行くことが可能です。

・当選結果は宝くじ公式サイトでも確認可能

宝くじの販売店まで当選結果を確認に行けない場合でも、宝くじ公式サイトにて当選結果をチェックできます。過去1年分の当選結果が掲載されているため、うっかり結果を確認し忘れていた場合でも安心です。

当選金については公式サイトで購入したものはサイト内で受け取れますが、宝くじ売り場で購入したものはお店に足を運んで換金する必要があります。

換金されなかった賞金は公共事業費などに使用される

当選者がいるにもかかわらず、換金されなかった賞金は「時効当選金」と呼ばれています。1年間は換金できる期間であるため、支払期日を境に時効当選金として扱われるのが一般的です。

・時効当選金は発売元に納められる

時効当選金はすでに時効を迎えているため、その後、発売元の全国都道府県や20ヶ所ある指定都市に納められます。その後、それぞれの発売元で公共事業費などに使用されることから、期限を過ぎた当選券を換金することはできません。

時効当選金が使用される可能性がある公共事業費として、例えば、少子高齢化対策費、防災対策費、公園などの設備費、教育施設や社会福祉施設の建設・改修費などが挙げられます。

・社会貢献広報で収益金などの使いみちを確認できる

収益金や時効当選金がどのようなものに使用されたのかは、宝くじ公式サイト内にある「社会貢献広報」のページで確認できます。シンプルでわかりやすい説明がされており、動画やデータでチェックすることも可能です。

また、過去12年間の収益金の使途が年別で掲載されていることから、過去に購入した宝くじの収益金がどのようなものに使われたのかわかります。

時効当選金は社会貢献に役立てられている

宝くじに当選すると、支払開始日もしくは抽選日から1年以内に換金しなければなりません。期限内に換金されなかったものは時効当選金と呼ばれており、支払期限日を境に発売元である各都道府県や各指定都市に納められます。

時効当選金も宝くじの収益金同様に公共事業費などに使用されているため、換金されなかったとしても社会貢献に役立てることが可能です。

出典

宝くじ公式サイト
時効当せん金について
当せん結果のご案内
収益金の使い道

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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