ソフトバンク宮内会長退任 孫正義氏と経営をリード

2020年、記者会見するソフトバンクの宮内謙氏

 携帯電話大手ソフトバンクは21日、宮内謙会長(74)が4月1日付で退任し、特別顧問になると発表した。6月の株主総会後には取締役からも外れる予定。宮内氏は創業者の孫正義氏とともに主力の通信事業の業績拡大に貢献し、15年に社長、21年に会長に就任していた。

 宮内氏の後任の会長には今井康之副社長(65)が就任。宮川潤一社長(58)は留任し、引き続き経営のかじ取り役を担う。

 宮内氏は、15年から社長として通信事業を成長させ、18年12月には親会社のソフトバンクグループに続く形で東証1部(当時)に株式を上場。19年6月にはヤフー(現LINEヤフー)を子会社化するなど業績を伸ばした。

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