NZ地震13年控え追悼集会 亡き娘に「見守ってね」

ニュージーランド地震のビル倒壊跡地の献花台に娘の堀田めぐみさん宛ての手紙をささげた父和夫さん(左)と母聖子さん=21日、クライストチャーチ(共同)

 【クライストチャーチ共同】「私たちをこれからも見守っていてね」。185人が亡くなったニュージーランド地震から22日で13年となるのを前に、被災地クライストチャーチの倒壊したビル跡地で21日夜、草の根の追悼集会が開かれた。語学研修中に亡くなった富山外国語専門学校の堀田めぐみさん=当時(19)=の両親も参加し、めぐみさんに宛てて書いた手紙をささげた。

 4年ぶりに現場を訪れた父和夫さん(69)は、めぐみさんに「会いに来たよ」と伝えた。母聖子さん(64)は、ニュージーランドの人々との13年にわたる交流を振り返り「娘がつくってくれた大切なご縁だなと思います」と笑顔で語った。

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