日本女子が圧巻のストレート勝ちでパリ五輪の団体戦出場権を獲得!! 早田ひな、平野美宇、張本美和の”五輪トリオ”がクロアチアを圧倒!【世界卓球】

日本女子が誇る最強の”五輪トリオ”がパリへの切符を掴み取った。

現地2月21日、韓国・釜山で開催されている卓球の世界選手権団体戦は決勝トーナメント2回戦が行なわれ、女子の日本代表(世界ランク2位)はクロアチア代表(同41位)と激突。マッチカウント3-0で勝利を収め、今夏パリ五輪の団体出場権を確定。五輪のシングルス2枠も獲得した。

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日本の先陣を切ったのは全日本女王の早田ひな。日本のエースは世界ランク229位のラコバッツと対峙し、第1ゲームを11-4で危なげなく制す。第2ゲームも早田の持ち味であるパワフルなスマッシュが炸裂。中盤は相手に迫られる場面も、変幻自在なサーブで相手を翻弄しながら11-6で押し切った。

あとがなくなったラコバッツは多彩なサーブ、力強いバックハンドで必死に反撃するが、早田の牙城はそう簡単に崩せず。最後は自らのサーブミスで決着。第3ゲームを11-7で早田がモノにし、今大会すべてストレート勝ちのパーフェクトを継続した。

第2試合は15歳の張本美和が相手エースのアラポビッチと対戦。張本は質の高いサーブ、勢いあるラッシュを中心に11-7、11-4で2セットを先取。グループステージで格上のフランス相手に大金星、決勝トーナメント1回戦でマレーシアから2勝を挙げた相手エースを圧倒。第3ゲームも11-5で制し、15歳が盤石の試合運びでストレート勝ち。第3試合を託された平野美宇にバトンを渡した。
早田、張本からいい流れを引き継いだ平野も躍動。第1ゲームは相手に1点しか与えず(11-1)秒殺すると、第2セットも11-4で押し切る圧巻の内容で、あっという間にパリ切符にリーチ。サーブでの得点が次々と決まり、イエーガーは対応できず。平野が容赦ない内容で11-1のストレート勝ちで一気に試合を決めた。

これで日本はグループステージから怒涛の5連勝&オール・ストレート勝ちでベスト8に進出。日本は22日に、エジプトを3-0で下したルーマニアとメダルを懸けて対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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