“鬼門”CLラウンド16突破へ…アルテタ監督が意気込み「過去に起こったことは無関係」

アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督がチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16に向けた意気込みを語った。20日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。

久々の参戦となった今大会はPSV、RCランス、セビージャと同居したグループBを4勝1分1敗の成績で首位通過したアーセナル。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で激突するのは過去2度の優勝経験があるポルトガル屈指の強豪ポルト。今大会はバルセロナ、シャフタール、ロイヤル・アントワープと同居したグループHを勝ち点「12」の2位で通過し決勝トーナメントに駒を進めた。

アーセナルにとってCL・ラウンド16はまさしく“鬼門”。2010-11シーズンから2016-17シーズンにかけては、毎回グループステージを突破しながら、7年連続でラウンド16敗退の憂き目に遭っている。アーセナルの選手としてこのうち5大会を経験しているアルテタ監督は「そのことに関して選手たちとは何も話していない」と前置きしつつ、過去の成績と今大会の戦いが無関係であると強調した。

「彼らはこのクラブが7年間にも渡ってこの大会に参戦していないことを知っているし、何人かは実際にここにいてその経緯を知っている。そして、彼らは過去に起こったことが無関係だということも理解しているよ。これは現在の我々が抱えている野心と挑戦であり、乗り越えなければならないものだ。乗り越えるに値するとも感じている」

7シーズンぶりのCL参戦となるアーセナルに対し、対戦相手のポルトは毎年のように欧州最高峰の舞台を戦っている。アルテタ監督は「我々には経験がないし、それが現実だ。選手の95パーセントはこの大会でプレーしたことがないし、ラウンド16を勝ち抜いたことがない。私自身も指揮を執ったことがないしね」と認めつつ、「しかし、彼らは良いプレーをしたいというエネルギーと熱意を持っている。それが我々の願望であり、明日の試合にかける情熱だ」と強調した。

ポルトの本拠地『エスタディオ・ド・ドラゴン』で行われるファーストレグは日本時間22日の午前5時にキックオフを迎える。現在5連勝中の絶好調アーセナルは“鬼門”突破に向けて勝ち点を持ち帰ることができるだろうか。

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